ありがとう 君のきまぐれにありがとう
ありがとう 君のでたらめにありがとう
お世辞も皮肉のことばにも ただどうもどうも
口から出ることば ただありがとうだけ
どうです 僕は大地のように
かかわるすべてを 受けいれるふり
だんだん馬鹿になってゆくのです・・・
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細野さんの作詞・作曲の「ありがとう」。
当時は、小坂忠さんが歌っていましたが、それを、60歳の還暦の記念ツアー「細野晴臣と東京ワールドシャイネス」で全国を回ったときに、細野さんと小坂さんが一緒に歌った映像です。
実は、僕は、小坂さんには悪いですが、細野さん自身が歌っているバージョンが大好きで、よく聴きます。
細野さんは、世界で1番細野さんのカバーを歌っていると、自分でよく言っている矢野顕子さん曰く、
「みんなが持っている、ささいな心の種のようなもの、でもそれはついつい日々の中でまぎれて忘れてしまいがちなもの、そのささいだけど大事なことを歌にしている。だから、細野さんの曲ってかわいいんだよね。いとおしいというか。」
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初めて幸宏の家に遊びに来たとき、雨の中自転車飛ばして、「僕、遊びにきちゃった。」と家の前にぼうっと立っていた細野さんの姿、YMOを創ろうと教授と幸宏を自宅に招いて、こたつで3人でおにぎりを食べて、YMOでアメリカで100万枚レコードをヒットさせる夢を語ったという細野さんの姿、どれもが、細野さんの人間味ある「味」を出していて、本当に、細野さんの朴訥な姿が、等身大で音楽に反映していて、この頃の曲は、どの曲も本当に「かわいらしく」いとおしいです。
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僕からすれば、まみちゃんを助けてくれた多く人や生き物や見えない何かのチカラに、「ありがとう」と言いたい気持ちです。
そんな多くのチカラに、この素敵な曲を捧げます。