こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

「オールナイトフジ」④ おかわりシスターズ ’84年10月

2009-02-18 20:42:55 | 想い出かたちんば


この曲を当時何度聴いたことだろう。
1984年10月24日発売の、おかわりシスターズの3枚目のシングル「素顔にキスして」。
自分は、高校3年生になっていた。
僕が一番好きな曲で、一番想い出深い曲だった。



3人のブレザー姿が可愛いジャケット。
シングルレコードも大事に、今も持っている。
この頃が一番番組「オールナイトフジ」を見ていた気がする。

秋~冬に染み入る名曲だと思う。

***

しかし、自分の中では、かたやニューウェイヴ・テクノ・インダストリアルと偏っていく音楽趣味傾向と、この相反する「やわな世界」が同居していた。
その中で、居心地悪くもがいていた。
それは、この後も、続いた。
「文武両道」の厳しい世界にいながら、童貞で彼女もいなかった自分には、1983年から始まった女子大生ブームは、まぶしくて仕方がなかった。
といって、一足飛びにその「やわな世界」にいけない「オトコ」の世界に自分はいたのだった。

この相反した世界は、自分の父が厳しく、アイドルのレコードやそういう雑誌を持っていようものなら、奪い取られるような厳格さ、それと、思春期の女性への想いの狭間での引き裂かれるような精神状況にゆえんしていた。

この世界は、ずっと続き、90年代、1991年、仕事を始めて、大阪に独り暮らし始めたことで、ある程度統合に向かっていくことになる、長き精神的戦いだった。

***

この一連の曲は確か、後に「おにゃん子クラブ」の河合その子ちゃんを奪い取った後藤次利が作曲に絡んでいたはず。
商品に手を出した秋元康といい、当時先端を突っ走っていたフジテレビはやりたい放題だった。
この流れは、まだまだ80年代後半に向かってさらに加速していくことになる。
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