
仕事で予算編成の数字作りを間違え〈チョンボ〉昨夜は、汗だくでそれを検証しながら、全国に、「泣きながら」謝罪文書発信をした。
尻の穴を見られたみたいで、耐え難き苦渋!
という訳で、昨夜は、帰って食事をして、横になると、死んだように寝てしまった。
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住む家は欠陥住宅・付き合う女の人には捨てられ・仕事もボロボロ・・・・びっこまんは、カラダをよじりながら、びっこをひきずり、それでも泣きながら仕事場に向かうのであった。
仕事の失敗は痛いし、しばし社内の話題にのぼり、自分の居場所はないが、そんな時の祈りの言葉は「時が解決する」。
みな話題は、移ろってゆく、そんな程度しか、今は浮かばない・・・。
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今年は、「本厄」なので神田明神に行って5000円の御祓いをしたが、何も効果無いじゃないか!ギャー!
これで、カラダ壊して入院でもしたら、完璧な「本厄マン」の完成だ。
というか、疲れるので、楽な病気で入院したい。
永遠のキチガイやびっこまんになれば、国からカネももらえるし、仕事もしないで済む。もうそれでもいいと思っている。
といいながら、TXで、ド田舎の風景の中、つくばに行く。
今日も18時まで会議ざんまいだった。
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19:30帰宅後、スパゲティを平らげ、ビールを呑みながら、聴いているのは、アート・オブ・ノイズ(The Art Of Noise)の「Camilla The Old, Old Story」、2枚目のアルバム「イン・ビジブル・サイレンス」【写真】に入っている静かな曲。
1985・1986年、御茶ノ水の駿台予備校から、菊坂・炭団坂近くの、本郷の真砂図書館に通った道を思い出す。
旧 後楽園ゆうえんちの観覧車が、ゆったり回る中、孤独にその道を、友人もいない浪人びっこまんのかたちんばは歩いていた。
この「イン・ビジブル・サイレンス」は、今は亡き御茶ノ水の輸入レコード屋さん「シスコ」で買った。
アルバムとしても印象深いが、この中で、好きだったのが、この曲「Camilla The Old, Old Story」だった。カセットにレコードから録音して、随分と聴いた曲だ。
「Moments In Love パート2」的ではあるが、「Moments In Love」ほどは目立たない曲なので、つい見失いがちだが、隠れた名曲である。
ファースト・アルバムが大騒ぎした分、このアルバムは地味に扱われがちだが、そんな駄作ではない。
「余計なお世話」で、Mr.マリックが勝手に自分のテーマ曲にしてしまったが、「Legs」という名曲も入っている。
「ニュー・ウェイブ」が第3コーナーを回り終焉を迎えるとき、1986年に、坂本龍一の「未来派野郎」と共に、OTT(Over The Top = 命名 細野さん)という加速の極限に鳴っていた音が、この「イン・ビジブル・サイレンス」だ。
1983年暮れにアート・オブ・ノイズ自ら「Into Battle With The Art Of Noise!(騒音の美と共に戦おう)」と宣言し、口火を切って、疾走し始めたものが、1986年というたった3年後には、極限に至ったシーンを考えると、如何に、「ニュー・ウェイブ」がはかないものだったか・・・いまさら思う。
そんなことを想いながら、この曲「Camilla The Old, Old Story」を聴く夜である。