京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

真如堂(真正極楽寺)の萩

2021年09月16日 19時33分00秒 | 日記
 真如寺は京都のお寺の中でも僕が最も好きな寺院です。






緑に映える朱色の山門を潜ると正面には大きな本堂が迎えてくれます。







しかし、ここは真如堂!
本堂前には風格ある三重塔がそびえます。
新緑、深緑茶の季節も魅力的ですが、秋には錦秋の風景に変わります。





その三重塔の前には萩が小さな可憐な花を咲かせています。
本堂や三重塔を背景にするとまさに真如堂ワールドです。

また、本堂向かって右側には菩提樹が、左側には沙羅双樹が植っていてお釈迦さまを身近に感じるところでもあります。

ご本尊は秘仏ですが毎年の11月15日の一日だけご開帳されます。





元三大師良源をお祀りしているお堂です。





また、日本映画の黎明期に牧野省三監督として撮影されたロケ地でもあります。





本堂の裏(東側)もまた素晴らしいのです。
お堂やなまこ壁の蔵が点在するのみで一面苔の絨毯にもみじの緑が疲れた心を癒やしてくれるかのようです。







日当たりの加減でしょいか?本堂前(西側)が最初に色づき、本堂裏は遅れて紅葉します。



それだけ長く紅葉を楽しめるお寺でもあります。



帰りは黒谷さん(金戒光明寺)を通り"岡崎道"のバス停へ。

山門の向こうには将軍塚青龍殿が、その麓にはウェスティン都ホテル京都が遠望出来ます。







京都府八幡市橋本の遊郭跡(京都府八幡市)

2021年09月16日 07時59分00秒 | 日記
 メルパルク京都カルチャースクールの「関西の洋館ノスタルジー」現地講座を時々受講していて、今回は京阪電車橋本駅近くに残る橋本遊郭跡を見学しました。





1軒目は旧三枡楼です。
橋本に2軒あった高級(?)遊郭のひとつです。







室内にはステンドグラスや屋久杉の欄間など高価な調度品でしつらわれています。











橋本遊郭は石清水八幡宮の西側にあり、明治10年(1877)に誕生します。
この地は遊郭の許可地となり大阪と京都の間では最大規模の色街でした。

大正期には芸妓数は60名と多く、大正11年(1922)には歌舞練場も出来ています。

世界恐慌後の昭和5年(1930)には75軒、娼妓470人、芸妓30人と非常に賑やかだったそうです。





現在は現オーナーの方が買い取られ中国式マッサージ 店と旅館「橋本の香」を営まれています。
最近の若者にこのようなレトロな建物に宿泊するのがひそかなブームだそうです。







2軒目は旧第二友栄楼です。





こちらも先のオーナーが買い取られ、中国茶の喫茶店にされるようで、室内の改装やエアコンの取り付け中でした。









ご覧の通り玄関まわりの装飾やタイルに昭和初期の雰囲気がします。(まだまだ生まれていませんが、、、)




このエリアもどんどんと遊郭跡が潰されて住宅街に変わりつつあります。

オーナーの個人での建物の修復や維持は困難なようでクラウドファンディングで資金を募られています。

是非とも資金が集まり建物が維持されるていいですね。

大阪のど真ん中、中崎町にも昭和にタイムスリップしたような一角があります。
高層ビルに囲まれたエアーポケットで、歩いていると不思議な感じになります。