真如寺は京都のお寺の中でも僕が最も好きな寺院です。
緑に映える朱色の山門を潜ると正面には大きな本堂が迎えてくれます。
しかし、ここは真如堂!
本堂前には風格ある三重塔がそびえます。
新緑、深緑茶の季節も魅力的ですが、秋には錦秋の風景に変わります。
その三重塔の前には萩が小さな可憐な花を咲かせています。
本堂や三重塔を背景にするとまさに真如堂ワールドです。
また、本堂向かって右側には菩提樹が、左側には沙羅双樹が植っていてお釈迦さまを身近に感じるところでもあります。
ご本尊は秘仏ですが毎年の11月15日の一日だけご開帳されます。
元三大師良源をお祀りしているお堂です。
また、日本映画の黎明期に牧野省三監督として撮影されたロケ地でもあります。
本堂の裏(東側)もまた素晴らしいのです。
お堂やなまこ壁の蔵が点在するのみで一面苔の絨毯にもみじの緑が疲れた心を癒やしてくれるかのようです。
日当たりの加減でしょいか?本堂前(西側)が最初に色づき、本堂裏は遅れて紅葉します。
それだけ長く紅葉を楽しめるお寺でもあります。
帰りは黒谷さん(金戒光明寺)を通り"岡崎道"のバス停へ。
山門の向こうには将軍塚青龍殿が、その麓にはウェスティン都ホテル京都が遠望出来ます。
はぎの花もいい感じですね。紅葉の時期はなかなか京都に行けないので(特に今は)ぜひたくさんのお寺の紅葉を見せてください。