京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

マールブランシュ ロマンの森カフェJR京都伊勢丹3F

2021年09月07日 16時59分00秒 | 日記
 JR京都駅に隣接するJR伊勢丹7階にあったマールブランシュが8月16日に閉店され、26日には新たに3階にマールブランシュ「マロンの森カフェ」がオープンしました。





カウンターで注文し、精算が済むと呼び出しベルが渡されます。ベル鳴れば受取りに行くスタイルです。
モールのフードコートによくある方法です。








琵琶湖・竹生島の歴史と文化財(アスニー特別講演会)

2021年09月07日 06時51分00秒 | 日記
 アスニー特別講演会はテーマを絞り大学の先生や学芸員などの専門家の方が2時間講義されるややマニアック(?)な講座です。



この日の講座は「琵琶湖・竹生島の歴史と文化財」についてでした。





竹生島は琵琶湖に浮かぶ周囲約2kmの島です。
そこには宝厳寺と都久夫須磨(つくぶすま)神社があり、古来から「神の住む島」として信仰され、今なお神仏習合の厳かな雰囲気が色濃く残る島です。
島全体が国の名勝・史跡に指定されています。






平安時代後期から西国三十三所観音巡礼の札所として位置づけられ、室町時代には第三十番札所として確立したようです。

一方では地元民から弁才天の島として信仰され8月15日に行われる祭礼蓮華会では浅井郡の住民が頭役(とうやく)を務めています。



滋賀県と宝厳寺が平成25年(2013)から令和2年(2020)までの7年間にわたり、宝厳寺の渡廊(2棟)、観音堂、唐門の修理・彩色の塗り替えなどの修復事業が行われ桃山期の豪華絢爛な姿がよみがえりました。






調査の結果、都久夫須磨神社本殿も合わせて、これら5棟はもとは一体の建造物だった事が判明しました。



オーストリア・エッゲンベルク城蔵の「豊臣期大坂図屏風」や当時の記録「義演准后日記」などから豊臣期大坂城の極楽橋を慶長5年(1600)に京都の豊国廟に移し、さらにその2年後に竹生島へと移されたものと考えられています。

国内に残る豊臣期大坂城の唯一の遺構として注目されています。







豊臣期大坂城極楽橋は京都へ通じる入口として巨費を投じて建造されました。
2階に望楼をのせた廊下橋という特殊な形態です。
秀吉の権力の象徴をあらわす豪華な建造物です。

最新の研究で廊下橋の2階部分が竹生島に移設されたと考えられています。



観音堂から神社への渡り廊下は「舟廊下」と呼ばれ、秀吉の御座船として造られた「日本丸」の船櫓を利用して作られたと伝わります。

竹生島は浅井長政、織田信長、豊臣秀吉ら戦国武将が厚く信仰した島です。
その象徴が竹生島宝厳寺唐門(国宝)・都久夫須磨神社本殿(国宝)など5棟であり、豊臣大坂城唯一の遺構です。