白龍園に続いて銀閣寺近くにある橋本関雪記念館に来ました。入館料が1300円のためか、いつもゆったりと庭園を散策する事が出来ます。
白沙村荘は大正から昭和期に日本画壇で活躍した日本画家の橋本関雪(1883-1945)が30年もの歳月をかけて築いた日本庭園です。庭園は国の名勝庭園に指定されています。
園内には様々な石造物が配置され庭園のひとつの見所にもなっています。今では手に入らない貴重な自然石や廃寺の伽藍石が多く使われて、それだけでも見応えがあります。
四阿とお茶室は関雪が奥様の為に設計、建築したものです。
"存古楼"と名付けられた建物は関雪の絵の創作の場です。今は時折、音楽の演奏会の会場にも使われています。
持仏堂には国指定の地蔵菩薩立像がお祀りされています。
また、園内には季節の花々が咲き誇り、この日は少し遅れた石蕗の花が満開でした。
和風建築ばかりと思われがちですが記念館の側にはイタリアンの「レストランNOANOA」があり奥に建つ洋館は1929年に建てられたスパニッシュ様式の建物で国の登録有形文化財の指定を受けています。
お昼はこちらでパスタとピザを頂きました。
庭園が好きな方には是非とも訪れて頂きたい素晴らしい日本庭園です。