京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

2019秋京都非公開文化財特別公開② 東福寺三門

2019年11月06日 07時03分43秒 | 日記
 正覚庵の拝観を終え、次に三門へと向かいます。



三門は禅宗寺院七堂伽藍の一つで"三解脱門"の略称です。空門、無相門、無願門と言う悟りに通ずる三つの解脱の境地を表す門との意味合いがあります。







三門は国宝で、応永32年(1425)に再建され、現存する三門では最古であり最大の建築物です。



楼上の扁額「玅雲閣」は室町幕府四代将軍足利義持筆とされ、「妙」を「玅」の文字を用いたところにも、義持がいかに禅宗に傾倒していたのかが伺える扁額です。





天井画は画僧明兆(みんちょう)筆で普段は非公開で扉が閉められているため、彩色が良く残っています。仏教で説かれる想像上の鳥で極楽浄土に住むとされる迦陵頻伽(かりょうびんが)が美しく描かれています。



楼上内陣には、正面に宝冠釈迦如来坐像、両脇には十六羅漢像が写実的な表情でお祀りされています。

内部は撮影禁止ですので、朝日新聞デジタル版の写真を転載させて頂きました。

これから、京阪、阪急と乗り継ぎ、職場へと向かいます。