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京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

2019秋京都非公開文化財特別公開⑦大覚寺秩父宮御殿・庭湖館

2019年11月13日 05時32分10秒 | 日記
 いよいよ秋の京都非公開文化財特別公開も今日11月9日の大覚寺 秩父宮御殿・庭湖館の拝観が最終となりました。7ヶ所を拝観したことになります。





大覚寺は平安時代初期の嵯峨天皇の離宮「嵯峨院」を起源とし、明治初期に門跡寺院制度が廃止されるまで、代々天皇や皇族の方が門跡(住職)を務められた由緒ある寺院です。

また、いけばな嵯峨御流のお家元でもあるので、この時期、玄関前から気品ある雅な嵯峨菊が迎えてくれます。



今回の特別公開は秩父宮御殿と庭湖館です。
庭湖館は大覚寺における客殿的な建物で賓客の方々をおもてなしするところです。



昨年の1月に「旧嵯峨御所で味わう、雅なお茶会」に参加し、その時の会場が庭湖館でした。
京都の洋菓子店バイカルのスィーツを味わう会で20名の参加者のうち、男性は僕ひとりでした。(プログラムの内容から予想はしていましたが、、、)

美味しいスィーツに紅茶、、、作られたパテシエの方がお菓子の説明や苦労話をして下さいました。
その後は、お坊さまの案内で境内を巡り、五大堂で写経をし、奉納させて頂きました。

庭湖館から渡り廊下と繋がっているのが秩父宮御殿です。





庭湖館は上皇さまの叔父にあたる秩父宮さまの御屋敷を大正12年に東宮仮御所の霞ヶ関に建てられ、昭和46年に大覚寺に下賜された建物です。



上皇さま、今上天皇が大覚寺に来られた際の休憩所にもなりました。花鳥の襖絵は大覚寺に移築された際に林 司馬(はやし しめ)はじめ数名の日本画家により描かれたものです。非常に落ち着きを感じる色彩で気品を感じます。











京都の中でも、最も平安時代の雅を感じことの出来るお寺だと思います。

バス停のベンチでコーヒータイムの休憩の後、先日に記事にした今日が初日の夜間拝観「真紅の水鏡」へと向かいました。