京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京都亀岡市 穴太寺(西国二十一番札所)

2019年11月05日 23時41分57秒 | 日記
 金剛寺(応挙寺)を後にし徒歩で穴太寺へと来ました。穴太寺は最古の巡礼として有名な西国三十三ヶ所巡礼の第21番札所になっており、いつも巡礼の参拝者で賑わっているお寺です。
5年前に西国巡礼で訪れています。





創建は、寺伝によると慶雲2年(705)文武天皇の勅願により薬師如来をご本尊に建立されたとあります。
本堂正面の須弥壇には3つのお厨子があり、中央にはご本尊薬師如来、左手には札所ご本尊聖観音菩薩立像が、右手には札所ご本尊のお前立が安置されています。





しかし、由緒書きには一切記載はありませんが、ご本尊の薬師如来は盗難に遭い未だに発見されていません。お戻りになられる日が早く来ればと願うばかりです。  

本堂右奥には鎌倉時代作と伝わる釈迦如来大涅槃像があります。
この涅槃像は明治29年(1896)に本堂の屋根裏から発見され、撫で仏として病気平癒を願う参拝者から信仰され、木像でありながら光沢を放っています。
また、信者から布団の奉納が多く、夏は薄手の、冬は厚手の布団を掛けておられます。







穴太寺庭園は京都府指定名勝庭園で後方に見える多宝塔を借景に、築山を設け、石組みや石橋を配した素晴らしい庭園です。




2019秋京都非公開文化財特別公開1①東福寺 正覚庵

2019年11月05日 08時39分49秒 | 日記
 12月1日の午前中は、古文化保存協会主催の京都非公開文化財特別公開の二ヶ所を周りました。

まずは「筆供養」で名高い東福寺塔頭正覚庵へ。
去年の秋にも来ていますが、もう一度、本堂の旧白州屋敷を見たくての再訪です。







本堂は、綿花貿易で財をなした白州文平の兵庫県伊丹市にあった屋敷を移築したもので、大正時代の末の建築と伝えられています。
贅を尽くした建物で、折り上げ格天井や廊下には一部屋久杉が使われています。

戦後に首相を務めた吉田茂の通訳として、また、実業家として活躍した白州次郎も正子と結婚するまでの間、住んでいたようです。





また、毎年11月23日の"筆供養"で名高く境内では、筆記具が護摩木と共に焚かれ供養されます。
通常は完全非公開のお寺で、この"筆供養"の日にのみ公開されます。









内部、庭園ともに撮影禁止ですので上4枚の写真は正覚庵さまのHPから転載させて頂きました。
せめて、庭園だけでも許可して欲しいものです。

次に久しぶりに三門に上がります。