Blog: Sato Site on the Web Side

「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

書店で 他

2009年10月14日 | ダンス
山本現代で小林耕平の個展が行われている。「ヴィデオを待ちながら」に出展した作家。神村恵と週末にコラボ作品を公開する作家である。ちょっと簡単には説明できない作品だった。美術(ピカソ?ポロック?)、ダンス、映像(映画)、さまざまなジャンルの要素が結集していてすごくにぎやか。舞台はごくごくありふれた宅地や宅地近くの公園なのだけれど。その後、渋谷でぶらぶらして、山下書店にはいると拙書が平積みになっているのを発見。隣でやはり平積みになっている『アフロディズニー』を購入。どちらも講義本で、こちらは慶應義塾大学で500名の受講者、ぼくのはHEADZの事務所で10名弱。それでも、こう本になると横に並ぶんだなー。やはり菊地+大谷本は、ムチャクチャ面白い。その後、三軒茶屋で大駱駝艦『Gは行く』。麿と壺中天女子たちとの作品。女子の舞踏の可能性を示唆して欲しかったが、、、

えー、以前も紹介しましたが、ぼくが日本女子大学で学生たちと組んでいるKATの文化祭特別企画がこの週末土日に行われます。なんとなく、こじんまりとしたものになるかなと思っていましたが、学生のノリがここにきてぐぐっと上がり、実に興味深いイベントになりそうです。もしよろしかったら、誰でも入場可なので、西生田までお越し下さい!

KAT(木村先生とアートについて楽しくトークする会)特別企画!!



KAT@日女祭

**********第1日 コスプレ・メディア・見る/見られる関係
場所:24番教室
時間:10/17  14:15-15:15
文化学科の講義の一端を紹介するとともに、自主研究会KATのメンバーが「コスプレ」「メディア(インターネット、テレビetc.)」「見る/見られる関係」などについて、これまでの活動を振り返りながらみんなでトークをします。*いまの計画では、メンバー四人が「CanCam」「小悪魔ageha」「nonno」「egg」「kera」の推奨するメイクをしていくビデオを見ながらそのときどんな気分だったか、メイクのポイントは何だったかなどをトークしていきます。

**********第2日 「キャラ化する現代女性」
場所:41番教室
時間:10/18 13:00-14:00
いま若い女性たちは、キティーちゃんみたいに、初音ミクみたいに「キャラ」化しているのでは?自主研究会KATのメンバーと木村先生がゲスト(文化学科木村ゼミ四年生)をお迎えしてこの今とてもホットなテーマについてディスカッションしてみます。*「キャラクター/キャラ」(伊藤剛)や「大きな物語/大きな非物語」などを駆使しながら、そうした思考を、女性ファッション誌の分析などを通して現代女性の生き方へ敷衍していく、という議論を学生としていきます。

各回とも入場無料です。それぞれの回のテーマに関心のある方、KATってなんだろう?と興味をもった方、文化学科のことをもっと知りたい方、是非、お越し下さい!

KATとは……人間社会学部文化学科2年生6人(なかむら、ゆうな、なつみ、えみ、いわさき、ゆきみ)による自主研究会。ナビゲイターの役を務めるのは文化学科の木村覚先生(専門は美学、芸術論、ダンスを中心とした批評)。今年一月より活動開始。第一回は、なつみによる椎名林檎論だった。以後、木村先生とともに月一回ペースで自分たちの興味あるテーマについて議論したり、パソコンを囲んだり、Gallery展示や舞台公演を鑑賞したりしている。目下、これまでの活動をまとめた雑誌を製作中(文学フリマで配布予定)。

アクセスはこちらを参照してください。


おそらく、ぼくの最新の批評のかたちはここにあると思います。