Blog: Sato Site on the Web Side

「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

諸々

2008年12月21日 | Weblog
先日アップしたDC批評文募集第二席(大谷)の黒川さんは、自己紹介用のブログアドレスを送って下さっていました。こことあと講評を載せたエントリーページに記しておきます。

黒川直樹さんのブログ

昨日、「grow up! Dance」プロジェクトのサポートアーティスト、捩子ぴじんさんと石川勇太さんと浅草でお会いして、初めてのミーティングを行った。本番までは四ヶ月しかない。短い期間ではあるけれど、優れた作品、野心的な作品を作って欲しいなあと切に願っている。「サポート」なんてとてもおこがましいことだと思っている。けれども、誰もやらないなら、そしてこういう企画に声をかけてくださるなら、自分のできる限りをやりますと、そういう気持ちでいる。ぼくの野心は、ダンスをよく見ている観客にインパクトを与えることのみならず、ダンス以外の分野の関係者・観客にちゃんとアピール出来る公演を打ってもらうことにある。もっと知的で、かつもっとポップで。脱自己表現。脱自己満足。

そして、来年の1月10日、11日には、このプロジェクトでミーティング&トークを行います。選考委員やサポートアーティストと来てくださる皆さんとで、ダンスをめぐるあれこれについて「率直なところどうなのだろう」「率直なところどうすればいいのだろう」とお喋り会う場です。レクチャーの企画もありますが、主となるのは、各人が気取らないで自分の考えを吐き出すことです。ここには誰もえらいひと、えばっているひとはいない。ただダンスを愛しているひと、ダンス公演の制作に悩んでいるひと、ダンスって一体何なのだろう、何が出来るアートなんだろうと疑問に思っているひとが、集まってくださればと思っています。今回、応募してくださった方は是非、みなさんお越し下さい。「なぜ、私を選ばなかった!」と訴えてくださって結構です。まさに、そういう具体的で個別的なことから話していきたいと思っています。詳細は、GUDPのブログにて、発表しています。よろしくお願いします。