kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

Kmitoh悪魔の辞典(15)

2010-02-14 10:35:02 | kmitoh悪魔の辞典
Sugi10021401
 
 スギの雄花。
 小さいときは杉鉄砲で飛ばして遊んだ。歯で少しキズを
つけておくと、打ったとき花粉が散らばり、より鉄砲らしくなった。
 
 
■ 共生(きょうせい) :
    ・相利共生、双方の生物種が利益を得る。
    ・片利共生、片方のみが利益を得る。
    ・片害共生、片方のみが害を被る場合。
    ・寄生、片方が利益を得、もう片方が害を被る。
 
     かっては、以上のように分類されていたが、
    単なる寄生虫・ばい菌と考えられていたものを駆除した結果
    花粉症・アトピー・気管支喘息などが多発するようになってきた。
    共生はそう単純なものではないのである。
 
    【私事対策】
      生物に少し詳しい私は、自室の掃除はしないように留意し、
     ばい菌類をできるだけ残すように配慮している。
      その効果はてきめんで、杉花粉を大量に持ち込んで撮影し、
     その後、部屋中に散らばっても発症することはない。
     清潔とは、共生関係を乱す自然破壊行為にほかならない。
 
 
■ 未必の故意(みひつのこい) :
     自己の行為から、ある事実が発生するかもしれないと思いながら、
     発生しても仕方がないと認めて、行為する心理状態。

     【私事例】
     飲酒前の気持ち。
 
 
■ 度忘れ(どわすれ) :
     ふと忘れてどうしても思い出せないこと。
 
     【相手が度忘れしたときの対処法】
      夫が度忘れしやすい用語は、おいしかった、ありがとう、
     すみません、などがある。多分、ふと忘れただけなのだから、
     配偶者は寛容な心で思い出すのを待つべきである。
     
 
■ 既視感(きしかん) :
     経験したことがないものを、経験したように感じること。
 
     【注】
      ブログの記事を作っているうちに、以前書いたかもしれないと
     思えてくるのは、記憶力が衰えてきたからにすぎないので、
     既視感とはいわない。
      このkmitoh悪魔の辞典に、同じような内容を繰り返し
     載せていたとしても、それは推敲(すいこう)し直した結果である。
 
 
■ 言葉(ことば) :
     武器の一種。肉体ではなく心を傷つける効果がある。
     相手を奴隷にすることも可能である。
 
 
■ 人間の進化(にんげんのしんか) :
     自然の中で、ひとりで生きていく能力を退化させていくこと。
 
 
■ 変貌(へんぼう) :
     姿・様子の変ること。
     写真みたとき、自分が期待する自身像と異なって見えること。
 
 
■ 猥褻(わいせつ) :
     性に関する事柄を健全な社会風俗に反して取り扱うこと。
 
     【考察】
      私が仕事で使用してきた用語を人前で話すと猥褻らしい。
     とすると、私は猥褻を専業として暮らしてきたことになる。
      日高敏隆は、競作悪魔の辞典で、「猥褻」について
     「結婚披露宴とか駅頭での新婚旅行の見送りとかいったような行為。」
     と書いている。
      私も結婚披露宴などに出席すると猥褻な会に紛れ込んだような
     恥ずかしい気分になるのだが、そう考えることが猥褻なのだろうか。
 
 
■ 仮の姿(かりのすがた) :
     いつわりの姿。
 
     【例】
      私が真の姿をみせれば、こうごうしくて近寄りがたいだろうと、
     猥褻を好む変人を無理してよそおっていること。
     
 
■ 大器晩成(たいきばんせい) :
     自分を慰めるために一生使える格言。
 
 
■ 格言 鶏口となるも牛後となるなかれ(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ) :
     大きな集団の後方になるよりも、小さい集団で長となる方がよい。
 
     【考察】
      高校の漢文の授業では、尾は糞に汚れるだけで
     つまらないと説明を受けた。他でも同じだったのか
     「牛尾」と憶えている人がけっこういる。
     なぜ、「尾」として説明せざるをえなかったのか、
     「後ろの方」とすれば不都合が起きるからだ。
     口は食べる楽しみがある。
     しかし、「後ろの方」は楽しみがないかというと・・・。
     
 
■ 泥中の蓮(でいちゅうのはす) :
     けがれた境遇にあってもこれに染まらず、清らかさを保つことのたとえ。
     【例】私。
     【誤解の例】
      政治のニュースを観ながら、
     「私のような泥中の蓮は世の中にそう多くはない」からなと呟いた。
     妻は珍しく賛意し、
     「泥に汚れて、穴(欠点)だらけなところがそっくり。」
     花より蓮根を思い描いたようだ。
 
 


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