スギの雄花。
小さいときは杉鉄砲で飛ばして遊んだ。歯で少しキズを
つけておくと、打ったとき花粉が散らばり、より鉄砲らしくなった。
■ 共生(きょうせい) :
・相利共生、双方の生物種が利益を得る。
・片利共生、片方のみが利益を得る。
・片害共生、片方のみが害を被る場合。
・寄生、片方が利益を得、もう片方が害を被る。
かっては、以上のように分類されていたが、
単なる寄生虫・ばい菌と考えられていたものを駆除した結果
花粉症・アトピー・気管支喘息などが多発するようになってきた。
共生はそう単純なものではないのである。
【私事対策】
生物に少し詳しい私は、自室の掃除はしないように留意し、
ばい菌類をできるだけ残すように配慮している。
その効果はてきめんで、杉花粉を大量に持ち込んで撮影し、
その後、部屋中に散らばっても発症することはない。
清潔とは、共生関係を乱す自然破壊行為にほかならない。
■ 未必の故意(みひつのこい) :
自己の行為から、ある事実が発生するかもしれないと思いながら、
発生しても仕方がないと認めて、行為する心理状態。
【私事例】
飲酒前の気持ち。
■ 度忘れ(どわすれ) :
ふと忘れてどうしても思い出せないこと。
【相手が度忘れしたときの対処法】
夫が度忘れしやすい用語は、おいしかった、ありがとう、
すみません、などがある。多分、ふと忘れただけなのだから、
配偶者は寛容な心で思い出すのを待つべきである。
■ 既視感(きしかん) :
経験したことがないものを、経験したように感じること。
【注】
ブログの記事を作っているうちに、以前書いたかもしれないと
思えてくるのは、記憶力が衰えてきたからにすぎないので、
既視感とはいわない。
このkmitoh悪魔の辞典に、同じような内容を繰り返し
載せていたとしても、それは推敲(すいこう)し直した結果である。
■ 言葉(ことば) :
武器の一種。肉体ではなく心を傷つける効果がある。
相手を奴隷にすることも可能である。
■ 人間の進化(にんげんのしんか) :
自然の中で、ひとりで生きていく能力を退化させていくこと。
■ 変貌(へんぼう) :
姿・様子の変ること。
写真みたとき、自分が期待する自身像と異なって見えること。
■ 猥褻(わいせつ) :
性に関する事柄を健全な社会風俗に反して取り扱うこと。
【考察】
私が仕事で使用してきた用語を人前で話すと猥褻らしい。
とすると、私は猥褻を専業として暮らしてきたことになる。
日高敏隆は、競作悪魔の辞典で、「猥褻」について
「結婚披露宴とか駅頭での新婚旅行の見送りとかいったような行為。」
と書いている。
私も結婚披露宴などに出席すると猥褻な会に紛れ込んだような
恥ずかしい気分になるのだが、そう考えることが猥褻なのだろうか。
■ 仮の姿(かりのすがた) :
いつわりの姿。
【例】
私が真の姿をみせれば、こうごうしくて近寄りがたいだろうと、
猥褻を好む変人を無理してよそおっていること。
■ 大器晩成(たいきばんせい) :
自分を慰めるために一生使える格言。
■ 格言 鶏口となるも牛後となるなかれ(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ) :
大きな集団の後方になるよりも、小さい集団で長となる方がよい。
【考察】
高校の漢文の授業では、尾は糞に汚れるだけで
つまらないと説明を受けた。他でも同じだったのか
「牛尾」と憶えている人がけっこういる。
なぜ、「尾」として説明せざるをえなかったのか、
「後ろの方」とすれば不都合が起きるからだ。
口は食べる楽しみがある。
しかし、「後ろの方」は楽しみがないかというと・・・。
■ 泥中の蓮(でいちゅうのはす) :
けがれた境遇にあってもこれに染まらず、清らかさを保つことのたとえ。
【例】私。
【誤解の例】
政治のニュースを観ながら、
「私のような泥中の蓮は世の中にそう多くはない」からなと呟いた。
妻は珍しく賛意し、
「泥に汚れて、穴(欠点)だらけなところがそっくり。」
花より蓮根を思い描いたようだ。