
孵化中の卵。破れた卵は孵出したもの。
卵粒径 4.5mm。卵塊は6cmくらい。

孵化した子魚。1.6cm。

ザラビクニン
ザラビクニンの卵は乳白色をした卵塊である。
水槽の中での産卵は塊をサンゴの枝の間にはめ込んだり、
ハタハタのようロープに付着させた。
自然ではどうなのかわかりらないが、かたいものがあればそれに産卵し、
その対象物によって卵塊の付着形態が異なっているのではないかと推測している。
卵はしだいに黒くなり、やがて孵化してくる。
孵化した子魚は、すぐに腹の吸盤でものに吸いつき体を丸める。
ザラビクニンは日本海やオホーツク海に分布し、
大きいものでは30cmになる。
体は寒天のように柔らかい。
200mから800mの深さに生息している。
男鹿では「アマエビ」の籠に入るが、食用にしない。
参考:ザラビクニン 高山茂樹 魚津水族館年報 1994.3
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