自宅すぐそばでTさんが飼っている国の天然記念物コエヨシドリたちで、親は去年秋田県知事賞を受賞した。
今年、彼らの中からまた受賞するのかもしれない。
賞といえば、私のいままでの人生で1回は受賞できたが、2回そのチャンスを逃している。
1回の受賞は、運動会のドジョウつかみ競争で3等になったことである。自分には水生生物関係の仕事が適しているのではないかと賞などもらったことのない私は思いこみ、のちの進路選択に多大な影響を与えることになる。
2回の受賞し損なったのは、小学校の休まないで出席するともらえる精勤賞である。5年生のとき、「夏休みはXX日まで」と「授業はXX日から」の区別を理解できずに1日多く休んでしまったのである。そして6年の夏休み同じことを繰り返した。私の人生の中で賞をもらえるごく限られた機会を逃して、いまでも残念である。
農作業小屋だといつも見ていたTさんの畑にある建物は、中がすべてニワトリ飼育空間だった。20種類くらいいるという。次々に説明していただいたのだが、ドジョウつかみ3等受賞歴しかない私の頭であるから、3歩あるいたら忘れてしまった。
写真の鳥の名も忘れてしまったので、再び訊きに行ったら、ウコッケイ(ウッコケイともいわれている)と教えていただいた。
食用にするのではないほんとうの「ヒナイドリ」など天然記念物になっているのがいく種類かいたはずである。
コエヨシドリは放し飼いでも建物のそばにいるが、ほかの種類はどこかへ行ってしまうので、みな鶏舎に入れられていた。