消費増税前の駆け込み需要で灯油は12％増 9月販売動向、ガソリン2％増、軽油1％増

本紙推計による石油元売各社の9月の販売動向によると、ガソリンは前年同月比102.3％と前年を上回る結果となった。これをオールジャパンのガソリン販売量として推計すると、428万klとなる。
9月のガソリン需要は、千葉県内を中心に大きな被害をもたらした台風15号をはじめ、全国各地で周期的に悪天候に見舞われたものの、全国的に気温が高めに推移したことや、10月1日の消費増税前の仮需などで需要が盛り上がった。

石油通信社

石油施設攻撃で調整金全面引き上げ サウジ11月積、重軽格差も拡大続く

サウジアラムコは4日、石油元売各社に11月積のDD原油プライスフォーミュラを通知した。
調整金は、スーパーライト+4.35ドル（前月比＋0.20ドル）、エクストラライト＋3.60ドル（＋0.70ドル）、ライト3.00ドル（＋0.70ドル）、ミディアム+2.35ドル（＋0.70ドル）、ヘビー+0.95ドル（+0.60ドル）で全面的に引き上げられた。全ての油種の調整金がプラスになるのは5ヵ月連続となる。
石油元売各社とサウジとのターム契約は、ドバイ原油とオマーン原油の月間平均価格を指標にこの調整金を加減して決まる。業界筋によると、この要因については、引き続きIMO規制による需給バランスの変化と9月中旬に発生した何者かによるサウジアラムコの石油施設の攻撃による影響が指摘されている。

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天然ガス・LNG価格や在庫情報を提供 JOGMECがサイト開設、データの分析も

石油天然ガス・金属鉱物資源機構（JOGMEC）が、増加する天然ガスやLNGの需要や取引に対応するため、日本や米国、欧州の価格や在庫動向を包括的に情報提供する新しいサイトを開設した。計8つのグラフが色別の実線や点線などで掲示されている。アクセスは無料で、登録などの手続きは不要。

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平日・休日など3つの方式で稼働率を向上 JXTG、広島カーシェア実証100台で展開へ

JXTGエネルギーは1日から、広島でデリバリー型カーシェアリングサービス「広島お届けカーシェア」の実証を開始した。配送スタッフが車両を届けたり、引き取ったりする機能が付いたデリバリー型のカーシェアサービスで、モニター会員を募集し3台からスタート。その後は100台にまで拡大させて2020年度には有償サービスへの移行を目指す。

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乗用車は普通、小型で明暗分かれる 4～9月新車販売、貨物車・バス好調

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は1日、2019年度上期（4～9月）の新車販売速報を発表した。登録車、軽自動車含む総合計は、262万1470台（前年同期比5.6％増）と上期としては3年連続で前年を上回っている。
19年度上期の新車販売は、10月の消費増税を前にした駆け込み需要がみられるものの、車種・サイズ別でみると普通乗用車はハイブリッド車の販売が好調なため増加。軽自動車も増加している一方、小型自動車は減少している。貨物車はインターネット通販の拡大による荷動きの活発化でいずれのサイズも増加。バスもインバウンドの増加で販売台数が伸びている。

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