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事業規模さらに拡大、深夜時間帯の検証も ENEOS、自動宅配ロボット実証第2弾

2022-02-09 07:54:27 | 日記
ENEOSは、自動宅配ロボットを活用したデリバリー事業実証実験の第2弾をスタートした。前回は昨年2月に東京都内の月島・佃エリアで系列SSを拠点に実施したが、今回は勝どきエリアを含めるなど対象エリアを拡大し、2月28日まで実施。前回の実証で行った技術性の検証をふまえ、今回は事業可能性を検証しながら、2023年度以降に定常サービスとしてスタートすることを目指す。実証では前回に引き続きZMPの提供する自動宅配ロボット「デリロ」(DeliRo)を使用し、注文のプラットフォームはエニキャリのソフトウェアを使用。デリロは1台追加し2台とし、充電・待機場所となる2ヵ所の設置拠点うちの1ヵ所は、前回の拠点でもあった系列特約店の東新エナジー・Dr.Drive月島SSで、さらに乾汽船が運営するシェア型企業寮「月島荘」の協力を得て、配送可能なユーザーも約5000戸(前回は約1000戸)に拡大する。
また、今回の実証は、国内初の試みとなる遠隔監視(前回はスタッフが常にロボットに帯同する近接監視)で実施。参加店舗も飲食店など26店舗とスーパーマーケット1店舗の合計27店舗(前回は11店舗)が参加するなど規模を拡大し、さらに2月18日には深夜時間帯の実証を実施。将来的にさらに人手の確保が困難になると想定される、深夜時間帯でのサービス提供も視野に入れた検証を進める。
なお、実証開始から3日間(2月1日~3日)の状況は、注文数が96件で「地元商店の注文が半数近くを占め、全体の発注の7~8割が弁当だった」(ENEOS)としており、ユーザーからは「地元の店を使うきっかけになった」「ロボットだと頼みやすい」「子どもたちがデリロに会えて大喜びだった」などの声が寄せられているという。

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