Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

気が向いたら、ボチボチ更新しようかと・・。(笑)

神楽「葛城山」

2008年10月26日 | 広島のオススメ!

先日、うちの近所にある碇神社の秋祭りで神楽がやっていた。

碇神社の創建は奈良時代初期で、広島城築城前からこの地(箱島)に社があったと伝えられる城下町一古い神社で、19世紀初めに記された『知新集』によれば、まだこの辺りが青海原であった頃、ここへ往来の船が碇をおろしていたコトから碇神社とよばれるようになったという。

神楽は、あまり馴染みのない地域も多いと思うが、この中四国では非常に盛んで、子ども神楽なんかもあり、若者も熱心に取り組んでいたりする。神楽団の数も200以上とも言われている。

秋のお祭りシーズンになると、必ずどこかで何たら神楽団・・てのが来て、そこら中で神楽の公演をしているほどだ。

 

今回、碇神社に来たのは安芸高田市の八千代神楽団

演目は「葛城山」「悪狐 那須野ヶ原」「八岐大蛇」の3つ。

今日ご紹介するのは「葛城山」

この神楽は、謡曲「土蜘蛛」を神楽化したもので、大和の国、葛城山に年古くより住む土蜘蛛の精魂が、胡蝶という侍女に化けて、典薬の神の使いと偽り、源頼光に毒薬を飲ませて殺そうとしたが、正体を見破られる。
頼光は源家の宝刀「膝丸」で一太刀浴びせると、土蜘蛛は葛城山へと飛び去り、頼光はこの宝刀を「蜘蛛切丸」と改めて四天王に宝刀を授け、土蜘蛛を退治するように命じる。
四天王は葛城山に向かい、土蜘蛛の妖術に悩まされながらも激闘の末、これを退治するというストーリーだ。

 

 

写真は頼光に毒薬を飲ませようとする胡蝶に化けた土蜘蛛。
 
 
 

頼光に見破られ、正体をあらわす土蜘蛛。

スモークがたかれ、髪もふりみだす。衣装の着物も蜘蛛の巣柄だ。

 

顔をあげた時に、一瞬で土蜘蛛の面に変わっている

 

着物も黒いものに早変わり!こうした早変わりも神楽の見もの。

 

頼光に刀で切り付けられ・・・

 

蜘蛛の糸を放ちながら、葛城山に逃げ帰る土蜘蛛。

 

四天王(・・といっても2人だけど・・)に蜘蛛切丸を授け、土蜘蛛退治を命じる頼光。

 

そしてくるくる舞う。(笑)

 

くるくる舞う。

 

葛城山の土蜘蛛。

 

くるくる舞う。何気に衣裳も変わっている。

 

土蜘蛛登場!面もさらにでかく、着物も派手になっている。

フリーザ並みの3段変身だ!

 

やったかと思えば・・・

 

・・・・。

 

また出てくる!なかなかしぶとい。

 

えーい、こうなりゃやけだー!またくるくる舞っちゃえー!(笑)

さり気に衣裳も早変わり!

 

・・まあ、見てもらえばわかる通り、非常に極彩色の派手な衣裳、派手な演出、激しく回転するスピード感あふれる舞いに、太鼓や笛の楽器もあおるように音も激しくなっていく。

 

倒したか・・

 

まだだー、それー、くるくるー!

いつもより余計にまわっておりま~す!!(笑)

 

ついに倒したー!!

 

めでたしめでたし、ちゃんちゃん・・。

あー、つかれた・・。