観るも八卦のバトルロイヤル

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「釣り吉三平」夏休みにピッタリの映画だよね

2009年10月15日 | 映画・ドラマ
 何も考えずに童心に戻れる作品。雄大な自然を背景に釣りにかける七人の中で、少年三平を主演にした大ヒットコミックの映画化。
 夏休みにピッタリ。
 主演は、須賀健太、そして塚本高史、香椎由宇、土屋太鳳、小宮孝泰、萩原聖人、渡瀬恒彦らのベテランが脇をかためる。須賀健太が子役から、役者への一歩を踏み出した作品と言えるだろう。「スリーピース」でドラマ初出演したあの子どもが、今や声変わりで青年へと変わって行く、そんな成長過程を子役が画面にさらしたのは、「北の国から」の吉岡秀隆と. 中嶋朋子が初めてだったのではないだろうか?
 子役で活躍し、成長期を経て、大人になってまた画面に現れるというのが定説で、しかもその過程で、殆どの子役はずんぐりむっくりのとっちゃん坊やに成り果てていた。
 吉岡秀隆. 中嶋朋子も、大人からのスタートだったら厳しいところだが、子役からの貯金があるからね。
 それをも打ち払ったのが、須賀健太と神木隆之介。「釣り吉三平」の後、「赤鼻の先生」で図らずも共演しているが、この2人は俳優としても、子役で有名だったからではなく、十分にルックスそして演技力でやっていけると思う。
 例えるなら、一昔前は、スポーツ選手は、スポーツするしかないようなご面相だったが、今や、スポーツ選手もイケメン、かわいこちゃんの時代。芸能界も、層が厚くなって、大変だよね!
 大分話しそれたけど、渡瀬恒彦はかなり映画を引き締めてます。
 が、大自然にはどんな役者もかなわない。これ、監督の一人勝ち。家族で、何も考えずに楽しめる作品だ。
 そして、この作品で、須賀健太は大人の俳優に脱皮した。神木隆之介にもこんな作品を与えて欲しい。「NHK大河ドラマ・義経」で、滝沢秀明の子ども時代も良かった。あの、せつない表情もいい。
 若手イケメン層は厚いが、ここいらで神木隆之介主演の映画作ろうよ。「妖怪大作戦」からしばらく経ってるし。
 今、調べたら、わたくしが知らないだけで、すげー出演してるんだね。
 でもさ、老若男女を問わない人気作品で主演張れるだけの力あるんだから、代表作を期待します。

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