観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「 唐招提寺1200年の謎~天平を駆けぬけた男と女たち 」

2009年11月04日 | 映画・ドラマ
 タイトル長っ。鑑真が盲目ななりながらも仏教の普及のために日本へと苦難の渡航を果たしたことは教科書でも習うが、日本での鑑真は知らなかった。唐招提寺の修復ドキュメンタリーと鑑真の生きた時代の政治や人間模様をドラマで作り上げている。
 出演は、中村獅童、山本耕史、長島利行、永井大、美談だ陽子、島田陽子、中村嘉葎雄、滝田栄といった蒼々たる面々。特に、久し振りの島田陽子が全盛期と遜色ない美しさ。キャスト見るまで誰だか分からなかったけど。そのくらい年齢を感じさせないのと、島田陽子を画面で観るとは思えなかったくらいに久し振り! どのような経緯で出演したのかは不明だが、「さすが」の貫禄はあり。
 鑑真の無念さや、人の妬みや政治等、短い時間に凝縮されていた。こういう真実を知ると、本当に「情けは人のためにある」って思っちゃうんだよね。
 頼む時だけ低姿勢で、その人の心意気とか慈悲とかをすぐ忘れ、様が済んだら邪魔者扱いと言うか…これって、どこにでもある話し。
 窮地を救ってくれた人に対し、それを忘れて暴言を吐くそんな人は大なり小なり多いが、その暴言を吐ける自分が今居るのは誰のお陰ってことは忘れちゃうんだよね。
 「喉元過ぎても熱さは胃を焦がす」だったらいいのに。

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