樹齢400年の楓の木
相撲観戦の翌日は、aiちゃんと2人で前原方面にドライブに行ってきました
前日の夜、2人で福岡周辺の紅葉スポットを本やインターネットで探していると、前原市にある雷山千如寺大悲王院がヒット!そこには樹齢400年の大楓があり、今まさに紅葉の時期を迎えているとのこと。さらにその近くに白糸の滝という美しい滝があることが分かり、「これは行くしかない!」ということで、2人で前原方面を探険することになったのです。
西九州道前原ICから車で約15分ほど山を登ったところに、そのお寺はありました。入り口を入るとすぐ、赤く色づいた樹齢400年の大楓が私たちを迎えてくれました
拝観料400円(紅葉見学のみは100円)を払い、建物の中に入ると、そこから見えるのはまだ紅色に染まりきれず、様々な色が混じりあった大楓の妖艶な姿。見る角度によってその色と姿は見事に変化します。
住職の話によると、今年は10年ぶりに本来の速さで楓の紅葉が進んでいるとのこと。台風で葉が飛び散ることもなく、枝葉がよく成長し、ゆっくりと気温が下がることによって、このような色彩豊かな紅葉が見られるのだそうです。急激に寒くなってしまうと、赤を通り越してすぐに黄色になってしまい、そのまま葉が散ってしまうのだとか。 私たちが訪れたのは11月14日でしたが、おそらく今頃は真っ赤に染まった大楓の姿が見られることでしょう
建物や紅葉もさることながら、日本庭園もステキでした。縁側に腰を下ろしてお庭を眺めていると、とても優雅な気分になります。
このお堂の中にある十一面千手千眼観世音菩薩がまた見事でした!残念ながらお堂の中は撮影禁止で、写真を撮ることはできませんでしたが、中では住職がお寺の歴史などを丁寧に説明してくださり、国の重要文化財に指定されている十一面千手千眼観世音菩薩も目の前で拝見することができます。
普段は大きな扉の中におられるのですが、説明をしてくださるときに住職が扉を開け、その荘厳な姿を現してくれます。その姿が見えた瞬間は、涙が出るほど感動しました。4.63メートルという高さにも驚きますが、それが白椿の一木からできていることにも驚きです。少々傷んではいるものの、何百年もの時を経てもなお美しい姿を保っているのですから、すばらしいとしか言いようがありません。一見の価値ありです!
お堂を出て、さらに階段を上っていくと、表情豊かな五百羅漢像が私たちを待っていてくれました。
山の斜面にずらりと並んでいる羅漢像は、一体一体顔もポーズも違っています。中には子どもを肩に抱えている像や怒っているような格好をしている像もあります。もしかしたら自分にそっくりな像もあるかも!?
以前はたくさんのお寺が建っていたという雷山。明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)という仏教排撃運動によって、そのほとんどが焼かれてしまったのだそうです。十一面千手千眼観世音像は、その難からかろうじて逃れたもの。もし、そのような運動がなかったら、この付近一帯には様々なお寺が建ち並び、もっと多くの文化財が残されていたことでしょう。雷山の美しい景観と悲しい歴史に触れ、また再びこの地を訪れたいと強く思ったkero-keroなのでした
雷山千如寺大悲王院
場所:福岡県前原市雷山626
電話:092-323-3547
ホームページもあります→『千如寺大悲王院』
紅葉、きれいだね~。
私も連休はどこかに出かけようっと。
福岡、楽しめたようで。
また来たときは是非会いましょ♡
連休はお出かけできましたか?
前原はとっても私好みの場所で、すっかり気に入ってしまいました。
よかったらさっちゃんも一度訪ねてみてくださいな
来月もまた福岡に行きます!
その時はぜひお会いしましょう