I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

アースデイさせぼ

2009年04月22日 | いろんなお話

今日4月22日はEarth Day。「地球のことを考えて行動しよう」という日で、1970年にアメリカで提唱され、その後世界各地で様々なイベントが行われているそうです。日本でも1990年頃から全国各地で環境問題をテーマとした集会が開かれるようになったのだとか。今回ボランティアとして参加することになっていた友人satomiから、今年初めて佐世保でも『アースデイさせぼ』として佐世保中央公園でイベントが開かれると聞き、環境問題にはちょっぴり敏感なkero-keroはさっそく出かけてきました

中央公園の一角がイベント会場となっていて、会場内には様々な出店や色とりどりのオブジェや旗などがズラリ!思っていた以上にたくさんの人が来ていて、なかなかの賑わいを見せていました。

メインステージで始まったのはジェンベの演奏とアフリカンダンス。太鼓のリズムと歌に合わせて体いっぱいに踊っていました。みんなノリノリでなんだか楽しそう♪

こちらでは『EARTHDAY SCHOOL』と題して、自然環境について考えるためのワークショップが開かれていたようです。

こちらはフェアトレードのお店『パオ』。フェアトレードとは、「発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動(*Wikipediaより)」のこと。世界から貧困をなくすためにも、このようなお店がもっと増えてくれるといいのですけどね。

 

私が気に入ったのは大きなドリームキャッチャーの下にぶら下がっているこちらのオブジェ。紐を引っ張ると小さくなり、緩めると大きくなるので、好奇心旺盛な子ども達が楽しそうに遊んでいました。こういうおもちゃが子どもの関心を引くんだろうなぁ。ちなみに私が気になったお店は『おらんだの花やさん』『フェアトレードカフェ パオ』。ぜひ店舗の方へも行ってみたいと思いました 近々行ってみようっと!

そうそう、このイベントの中で、とても気になる話を耳にしました。それは玄海原発プルサーマル計画についてのこと。佐賀県にある玄海原子力発電所で今年の秋からプルサーマルが始まる予定なのだそうですが、深刻な問題が未解決のまま、その計画が実施されようとしているというのです。あまり聞きなれない「プルサーマル」という言葉と、その問題点を簡単に説明すると・・・

プルサーマルとは、原子力発電所でMOX燃料を燃やして発電をすること。

MOX燃料とは原子爆弾の燃料でもあったウランとプルトニウムを混ぜて作った燃料である。

玄海原子力発電所はMOX燃料を燃やすためには作られていないので、ウランより燃えやすいプルトニウムが入ったMOX燃料を燃やすと事故が起きる確率が高くなる

もし大きな事故が起こった場合には、佐賀県や長崎県の大部分に住んでいる人が被曝する可能性がある。

つまりは安全性、使用済みMOX燃料の処理、または安全管理体制にたくさんの問題を残したまま、この計画が進められようとしているのだそうです。もしそれが本当ならとんでもないことです。そこで今40万人の署名を集めてプルサーマル計画をストップさせようという運動が広まっています。私もとても他人事ではないと思い、会場で署名してきました。ネットでもできるようなので、賛同される方はぜひ。

まずは知ることから → http://love.ap.teacup.com/nomox/
署名はコチラから → http://www.shomei.tv/project-856.html

今日も県北地区のステキなスポットを求めて佐々町や鹿町町を訪ねてきましたが、緑がいっぱいあって、小鳥のさえずりがあちらこちらから聞こえてきて、とても心が和みました。佐賀県の玄海町も原子力発電所こそありますが、自然が豊かでとても美しい町です。それらの町とそこに住む人たちを守るためにも、玄海原発プルサーマル計画の中止を願わずにはいられません。

目先のことだけじゃなく、10年先、100年先の私達の次の世代のことを考えて、今できることを何か1つでもやっていこう。皆さんも今日から何か1つ始めてみませんか?


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