天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第40期碁聖戦第4局/井山が防衛、4連覇達成!

2015-08-10 20:30:00 | プロ棋戦

第40期碁聖戦挑戦手合五番勝負の第4局が、8月7日(金)に東京都千代田区の日本棋院本院で行われた。結果は白番の井山裕太碁聖が山下敬吾九段に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を3勝1敗としタイトルを防衛した。これで井山は碁聖4連覇。棋聖、名人、本因坊とあわせて4冠を維持した。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山V4、殺し屋と化す」 「不完全燃焼の山下」
   (週刊碁見出しより抜粋)

    ◇   ◇

井山さん、強いですね。攻めてよし、守ってよし、当分は「井山一強」時代か・・・。
敗れた山下さん、剛腕を封じられたシリーズでしたね。無念・・・。
年初の棋聖戦から始まり、本因坊戦、碁聖戦の「井山-山下」カードは井山四冠が3-0で防衛でした。

三度にわたる「井山ー山下」戦、山下さんを応援する囲碁ファンも多いと思われます。
スポーツでも政治でも「一強」に対し、対抗勢力を応援したい気分がありますね・・・。

9月からの名人戦は、高尾さんがプレーオフで山下さんを破り挑戦者に名乗りをあげました。
山下さんが勝てば7大棋戦同一カード(井山ー山下)年4回の新記録だったそうですが、チョット残念・・・。
井山四冠の勢いからすると、高尾さん苦しいか・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-08-10):第4回首都圏カップこども囲碁団体戦

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囲碁書籍「手厚さの罠」

2015-08-08 20:30:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:「手厚さの罠」-厚みと模様の違いとは?-
 ・発行所:マイナビ
 ・著者:王 立誠
 ・発行年月:2015年05
◆内容紹介
 厚みを活かして勝つ方法を伝授!
 なぜ、あなたの「手厚い碁」は勝ちに結びつかないのか?
 それは「厚み」と「模様」が似て非なるものであることを分かっていないからです。

    ◇  ◇

どちらかと言えば模様が好きなタイプですが、なかなか勝ちに結びつかないのが現状です。
本書を読んでナルホドと思う点があり、この知識を応用すればと思うのですが実戦になると・・・。

10日ほど前は好調だったネット碁も、このところ急降下の状態です。
敗因を探ると相手より考慮時間を使っていない。つまりよく考えていないのがマズイ・・・。
あと、実戦のみでは棋力アップに限界がありますね・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-08-08):夏休み囲碁集会/玉村町こども教室

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全国高校囲碁選手権2015/前橋女子高が8位入賞

2015-08-06 20:30:00 | アマ棋戦

◎団体戦(7月25日・26日)
女子決勝は戸山(東京)が2―1で豊島岡女子学園(東京)を下し初優勝、
男子決勝は開成(東京)が2-1で洛南(京都)を下し5回目の優勝を決めた。

◎個人戦(7月26日・27日)
女子決勝は谷麻衣子さん(湘南白百合学園3年・神奈川)が福島みのりさん(渋谷教育学園幕張2年・千葉)を下し2年ぶり2度目の優勝。
男子決勝は坂倉健太さん(広島学院3年・広島)が赤木志鴻さん(大阪星光学院2年・大阪)を下し初優勝を決めた。
   (日本棋院HPより抜粋)

団体戦「東京アベックV、史上最強の世代!?」
個人戦「女子:次代を切りひらけ、男子:猛者揃いの大激戦」
   (週刊碁見出しより抜粋)

    ◇   ◇

団体戦は男女共に東京が優勝、選手層の厚さが強みですね。
個人戦も都市部が強いのですが、数人の地方選手は存在感をアピールしています。

数年前まで上位の選手は固定化していましたが、近年は有力選手が多く誰でも優勝の可能性があるようです。
棋力も飛躍的に上がり、並の大人では太刀打ちできないレベルでしょうね。

    ◇   ◇

◎群馬県勢の成績
◆男子団体戦
 ・高崎高校は予選(●○●)で決勝T進出ならず
◆女子団体戦
 ・前橋女子高校は予選(○○○)で決勝T進出、8位入賞
◆男子個人戦
 ・石井君(高崎高)は予選(●○○)で決勝T進出ならず
 ・萩尾君(高崎高)は予選(○●●)で決勝T進出ならず
◆女子個人戦
 ・小鮒さん(前橋女子高)は予選(○○●)で決勝T進出ならず

前橋女子高は8位入賞の快挙、女子では初の入賞と思いますが嬉しいですね。
チームの3名(小鮒、惣蔵、三井)はいずれも1年生で、小学生時代は「伊勢崎囲碁アカデミー」で共に学んだ仲です。
小鮒さんは中学時代も女流アマ戦などで活躍していましたが、惣蔵さん、三井さんは囲碁とはほとんど離れていたと聞きます。
来年はさらに技を磨いて上位進出を果たしてほしいものです。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-08-06):名和小/前期囲碁大会

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「少年少女囲碁大会2015」引率

2015-08-04 20:40:40 | こども囲碁

今日は「第36回少年少女囲碁大会(個人戦)/全国大会」群馬県代表メンバー(小・中学生、各2名の計4名)の引率です。

群馬県勢の成績は、男子中学生(藤本くん)が一次リーグを3連勝で決勝トーナメントに進んだものの初戦で敗れベスト16に止まり、あと3名は一次リーグを突破できませんでした。
それでもトータルで8勝5敗と前年を上回り善戦したと言えるでしょう。

8/2、8/3の「小・中学校団体戦」では群馬県から中学校2校、小学校4校と他県に比べ多くのチームが出場しました。結果は一次リーグ突破はできずチームのトータル成績は9勝9敗の五分。
この3年ほどは小学校のベスト8に連続して入賞しており、やや残念・・・。

この2大会の勢力図を見ると、圧倒的に都市部が優勢です。この傾向は今後も続くのでしょうね・・・。

   ◇   ◇

この大会の引率をするようになって5年ほどになります。
「引率」といっても対局前の選手に「がんばって!」と声かける程度で、精神的な支柱にはとても・・・。

これから夏の高校野球全国大会が始まりますが、監督さんは大変でしょうね。
引率者も学ぶべきことがあるかも・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-08-04):小・中学校囲碁団体戦全国大会/伊勢崎・名和小は7位!

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第40期碁聖戦第3局/井山が勝利!

2015-08-02 20:30:00 | プロ棋戦

第40期碁聖戦五番勝負の第3局が、7月27日(月)に新潟県長岡市で行われた。結果は黒番の井山裕太碁聖が山下敬吾九段に1目半勝ちをおさめ、シリーズ成績を2勝1敗とした。第4局は8月7日(金)に東京都千代田区の「日本棋院本院」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山リード、辛くも逃げ切る」 「山下 追い込むも届かず」
   (週刊碁より抜粋)

    ◇   ◇

2勝目をあげ防衛に王手をかけた井山さん、激しいねじり合いを制しました。
敗れた山下さん、井山さんとの番碁ではドーモ押され気味のようです。

本局はコウ争いが延々と続きましたが、どっちが得をしたのか・・・?

    ◇   ◇

今回の対局地は新潟県長岡市の「長岡グランドホテル」。この碁聖戦は9年連続での開催だそうです。
長岡へは東京から新幹線で1時間40分ほど、意外と近い感じです。
ただ在来線(上越線)の普通列車だと5時間半ほどと、その差は大きいですね。

長岡は花火大会で有名、今年は今日、明日(8/2、8/3)に行われるそうです。
夏の風物詩の「花火」、全国各地で大勢の人が空を見上げていますね。

芥川賞受賞の「火花」、「花火」とは関係ないようで・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-08-02):囲碁川柳/囲碁フォーカス(2014/7/20)より

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