「張豊猷七段が初代王者/大橋拓文四段、準優勝」「伊勢を賑わす新棋戦!」
若手の新棋戦、「第1回おかげ杯トーナメント」が5月14、15日の二日間にわたり、三重県伊勢市の横丁棋院および杉風荘で行われ、出場16名が初代王者を目指して戦った。
優勝は張豊猷(チョウリユウ)七段(28)。名人リーグ入りの経験があるなど実績上位であったが、各棋戦を通じてこれが初の優勝となった。
(週刊碁より抜粋)
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この新棋戦、30歳以下で今回は予選から55名の棋士が参加したとのこと。ルールはNHK方式の早碁。
日本棋院と地元の囲碁サロン「横丁棋院」が主催し、菓子の「赤福」の関連会社「濱田総業」が協賛したそうです。
公式戦ではないようですが、地方での若手ローカル棋戦は棋士にとっても開催地にとっても楽しみでしょうね。
地方のローカル棋戦では4回目となる「広島アルミ杯・若鯉戦」があります。こちらは30歳以下・五段以下の棋士。
この厳しい経済状況の中で、囲碁界を支援している協賛企業の姿勢に拍手ですね。
初代王者となった張豊猷七段(台湾出身、王立誠九段門下)は28歳だそうですが、髪の具合からもっと年長に見えます。
研究会の主宰やイベント開催など、積極的な活動で棋士仲間からも支持されているようです。
この種の活動では台湾・韓国出身棋士の方が積極的に映ります。囲碁に対する熱さが違うのでしょか・・・。
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この棋戦の開催地は三重県伊勢市の「おかげ横丁」。伊勢神宮には小学校の修学旅行を含め、三度ほど訪れていますが「おかげ横丁」周辺の記憶はありません。
次に訪れるときは「おかげ横丁」や「横丁棋院」をノンビリと散策してみたいものです。