天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第28期女流本因坊戦第1局/挑戦者の青木が先勝

2009-10-08 11:04:18 | プロ棋戦

 囲碁の謝依旻(しぇいいみん)女流本因坊(19)に青木喜久代(きくよ)八段(41)が挑戦している第28期女流本因坊戦5番勝負第1局は10月1日、花巻市の花巻温泉で行われ、白番の青木八段が中押し勝ちした。
 青木八段が序盤からうまく立ち回り、中盤戦も優位に展開。途中、大事を取った手がミスとなり、一気に追いつかれた。しかしその後、謝女流本因坊が秒読みに追われ受けを損なったところを見逃さなかった。
 立会人の小林覚(さとる)九段は「全体を通して見ると、青木八段の碁だった」と評した。
 第2局は9日、東京都千代田区の日本棋院会館で打たれる。

<青木八段の話>
 難しい碁だったが、悪くはないと思っていました。勝ちを確信したのは最後です。

<謝女流本因坊の話>
 白46のハサミツケから、打つ手が難しくなりました。(5番勝負は)まだ始まったばかりなので、頑張りたいと思います。

          (岩手日報社より抜粋)

「強打青木、新世代・謝をKO」、「”逆転の謝”を封じ込む」 

    (週刊碁、見出しより)

       ◇  ◇  ◇  ◇

女流では最多タイとなるタイトル獲得10個の実力者・青木さんがベテランの味で快勝のようでした。ママさん棋士になると力が抜けて、いい影響が出るのかも知れませんね。

敗れた謝さん、力が入り過ぎの印象でした。これも若さゆえでしょうか。

第1局の内容では青木さんの流れとなっていますが2局目以降、謝さんのパワーが出し切れるか注目です。

       ◇  ◇  ◇  ◇

今回の対局地は岩手県花巻市の花巻温泉「佳松園」。女流本因坊戦では7年連続の開催地だそうです。岩手(盛岡)には三大麺(冷めん、じゃじゃめん、わんこそば)があるとのこと。

Jyajyamen この中で「じゃじゃめん」というのは、あまり馴染みがありませね。
元祖は中国東北部(旧満州)の「ジャージャー麺」のようですが、最近は本家を超えたと云われています。
岩手に出かけた際は味わってみたいと思っています。

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第34期新人王戦第2局/李七段、連勝V

2009-10-06 17:31:23 | プロ棋戦

 李沂修(り・いしゅう)七段(21)が三谷哲也五段(24)に先勝して迎えた、第34期新人王戦決勝3番勝負第2局が9月25日、東京都千代田区の日本棋院本院で行われ、李七段が勝ち、対戦成績2勝0敗で新人王となりました。

<李七段の話>
 今年七段になり、新人王戦は今回が最後のチャンスだったので、何とか運良く勝てて良かったです。右上はひどかった。逆転されたかと思いました。

<三谷五段の話>
 最初が悪かったです。左上白170で他を打っていたらまだ勝つ可能性がありました。

   (しんぶん赤旗、週刊碁より抜粋)

「李、沈着冷静乱戦を制す」、「三谷、勝負所で失着」 

    (週刊碁、見出しより)

     ◇   ◇   ◇

李七段が序盤から優勢を築き、中盤過ぎから猛追されるも冷静に受け切り、2連勝で新人王を獲得しました。
台湾出身棋士の新人王獲得は王立誠九段、張栩名人に続く3人目だそうです。

敗れた三谷五段、序盤で乱戦に持ち込もうとの作戦で誤算があったようでした。
中盤以降の勝負手でマギれたものの、落手で投了となりました。

本シリーズ、1局目で李七段が劣勢な碁をヨセで逆転し、流れが変わったようです。

伊勢崎出身の三谷五段、地元の応援もむなしく残念でした。他棋戦での活躍を期待しましょう。

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日本棋院/群馬県支部対抗戦/2009

2009-10-05 20:33:12 | アマ棋戦

Shibutai2009 昨日(10/4)は日本棋院の群馬県支部対抗戦が行われ、運営スタッフとしてお手伝いをしてきました。
参加者は10チーム/50名(1チーム:5名)で昨年より2チーム減りました。
結果は3チームが同じ勝利数で並び抽選の結果、次のように決まりました。

・優勝:伊勢崎支部
・準優勝:高崎支部
・3位:桐生支部

ハンディ戦ですので本当の実力No.1とは云えませんが、優勝の伊勢崎支部のメンバーは嬉しそうでしたね。

   ◇  ◇  ◇

私が世話人をしている「三山碁友会支部」にも参加の要請がありましたが、何分にも棋力がイマイチで遠慮しました。
囲碁は個人競技ですが、団体戦の面白さも見逃せませんね。

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玉村町囲碁会/2009年10月、月例大会

2009-10-03 21:21:36 | 囲碁

Tama5 今日(10/3)は第1土曜で町内の囲碁月例会、参加者は24名でした。
優勝(4連勝)はN山さん。大会参加2回目での優勝、ハンディ以上の実力だったかもしれません。次回以降の成績に注目ですね。N山さんは野球と囲碁で週末は多忙のようです。

今回初参加のメンバーも二人いました。K川さんと、S本さん、今後の活躍が期待されます。

私の成績は●●○●の1勝3敗。前回優勝でハンディがきつくなったようです。

   ◇  ◇

昨年の11月には囲碁合宿を実施しましたが、今年はどうしようかと思案中です。
12月には忘年会を予定していますが、対局以外の活動も活発にできればと思っています。

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囲碁書籍/悩み解決、定石問答

2009-10-01 21:17:09 | 囲碁

Jyousekimondou ◆書籍紹介
・書籍名:「悩み解決 定石問答」
・発行所:日本棋院
・発行人:酒井 猛
・発行日:2006年12月10日

■目次
・第1章:定石なんでも相談
・第2章:定石健康診断
・第3章:定石外れクリニック

     ◇   ◇   ◇

棋力アップにはいろいろな知識が必要ですが、「定石」もその大きな要素の一つですね。
定石は星の数ほどあり、時代とともに進化していますが、アマチュアの場合は限定した基本定石をマスターしておけばOKと云われています。

ザル碁党の私も生半可な定石の知識でひどい目にあったこともしばしばです。
知らない定石が出てきた場合、いかに互角に近い形で回避するかがポイントですね。

     ◇   ◇   ◇

本書は「週刊碁」の認定問題に投稿し、当選して頂いたものです。おそらく在庫処分品なのでしょうね。
自分の財布をはたいて購入した書籍は、なんとか元を取ろうとしますが、頂き物はどうしても後回しになってしまいます。

この前ラジオで受験勉強の方法として、いろいろな参考書を総花的に消化するより、一つの参考書を徹底的にマスターする方が有効と話していました。
確かにそうですね。もう一度勉強方法を見直してみたいと思いますが・・・実行できるか・・・。

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