「NHKテレビテキスト/囲碁講座」別冊付録「個性で打つ碁のすすめ」
1015/12月号:「模様」と「厚み」の違いは何? 講師:小林覚九段
厚みとは、「全く傷がない状態」の集団と捉えてください。
模様とは、文字どおり模様です。フワッとしたというか、厚みのような周囲を圧倒する雰囲気のない集団というか・・・。
「今後の展開によっては薄みになる可能性はあるけれど、とりあえず連携している集団としておきます。
厚みは効率の悪い形。だから地にするには不向き。反面、隙がないので、攻めに活用するのがベストです。
模様は隙がある。だから絶えず周囲の状況に気を配り、薄みにならないようにしなければならない。
しかし、効率のいい形なので、地を囲うのには適している・・・。
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ナルホド、言われてみると納得です。
ただ実戦になると、そんな原理原則は眼中になく目前の損得に血眼になっているのが現実。ザル碁党の所以です。
プロや高段者の場合、頭ではなく感覚で「模様」や「厚み」の特性を理解しているのでしょうね。
その感覚を磨くにはどうすればいいか?それがムズなところで・・・。
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