先週のNHK杯準決勝は趙治勲十段と依田紀基九段の対戦でした。
中盤までは趙十段が無理気味な着手で苦戦、依田九段が優勢に打ち進めていました。
中盤以降、趙十段はボヤキながらも必死の粘り、ここで依田九段が疑問手を打ち勝負は混迷状態。
この疑問手から依田九段もボヤキが始まりました。そのボヤキ方は今までにないほどの大仰なもので驚きました。
見ている方も同情したり、もっと冷静に打ってくれないかという思いで複雑な心境でした。
感情をストレートに表すのも悪くはないでしょうが、勝負師としてはどうかと思います。
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結果は趙十段が乱戦を制し、明日(3/18)の決勝戦で結城聡九段と対戦します。
どちらも妥協を許さない芸風で乱戦となりそうですが、見応えのある碁を期待しています。
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