天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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プロ棋士・四字熟語/大橋拓文、アンティ・トルマネン

2023-04-11 21:00:00 | プロ棋士

「週刊碁」に連載の四字熟語、「つるりん(鶴山淳志八段、林漢傑八段)式、観る碁のすすめ」

第78回:博学多才/大橋拓文七段
★博学多才【はくがく・たさい】:知識が豊かで多くの分野の才能に恵まれていること。

りん:スペースマン(大橋拓文七段)はAI研究者の方と「AIは神になれるのか」っていうテーマで棋士からみたAIについて語ってたよね。
つる:一般的なAIのどこが強いのか、どういう弱点があるのか、どうやって強くなったのか、そういうことを碁盤を使わないで説明できる人はなかなかいないよね。
りん:スペースマンはアルファ碁が出る前からコンピューター囲碁に興味を持って、ソフト開発者と交流を持っていたらしいよ。
つる:さすが、興味の幅が広い。

第79回:多種多様/アンティ・トルマネン初段
★多種多様【たしゅ・たよう】:種類、性質や状態、現象などがさまざまであること。

りん:アンティくんね! フィンランド出身だっけ?
つる:そう。彼は活動も幅広くて、囲碁の「多種多様」を象徴する存在だと思うんだよね。
りん:どんなことをしているの?
つる:まず、彼は山形県在住で、県内の囲碁普及をしているでしょ。それからヨーロッパの愛好家向けに英語の本を出版してる。いつか母国のフィンランドでヨーロッパ碁コングレスを開催したいとも言っていたな。

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大橋拓文七段(38)は緑星囲碁学園出身。
対局以外に著書を何冊も出版、囲碁雑誌にAI関連の寄稿など、「博学多才」ぶりは棋士とは思えない活躍ぶりですね。

アンティ・トルマネン初段(33)は小林千寿六段門下。フィンランド出身、山形県在住。
「YOUは何しに日本へ?」というテレビ番組がありますが、田舎での感動シーンが多いようです。
異郷での活躍を期待しましょう。

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