第26期女流名人戦挑戦手合三番勝負の第2局が3月12日、京都市で行われた。結果は黒番の加藤六段が謝女流名人に1目半勝ちをおさめシリーズ成績を1勝1敗のタイとした。
謝の7連覇か!加藤の7年ぶりの女流名人獲得か!注目の第3局は24日(月)に東京「日本棋院」で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「加藤タイに、謝の剛腕を封印」 「謝、好みのヨセが敗着」
(週刊碁見出しより)
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1-1のタイに持ち込んだ加藤さん。長期戦に持ち込む戦略が功を奏したようです。
終盤のヨセ勝負で乱れた謝さん、地味な碁形は好みでないかも・・・
棋士はそれぞれ持ち味があると思いますが、本局はその持ち味が明暗を分けたような気がします。
さて、第三局(最終局)はどうなるか?黒番を握った方が良さそうですが、どうでしょう・・・
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今回の対局地は京都市「平安女学院大学 『有栖館』」。女流名人戦開催は今回で3年連続だそうです。
「平安女学院大学」のホームページを見ていたら、「客員教授:今村俊也、客員講師:今村康子」とありました。
関西棋院の今村俊也・九段と奥様で囲碁インストラクターの今村康子さんですね。
その関係で開催地に選ばれたのかも知れません。
ただ、女流アマ棋戦で「平安女学院」の活字を見た記憶はありません。棋力より伝統文化の「嗜み(たしなみ)・心得」でしょうか・・・