矢代久美子女流本因坊の初防衛か、挑戦者祷陽子五段がタイスコアに押し戻すか。第25期女流本因坊戦5番勝負第4局は11月1日、日本棋院で打たれ、矢代女流本因坊が祷のパワーを封じてほぼ完勝。第2局から一気の3連勝でタイトルを防衛した。
<矢代女流本因坊の話>
今日の碁は自分らしく打てました。今後の目標は女流世界戦でがんばりたい。タイトルを持っている責任がありますから。
<祷陽子五段の話>
今回は思い切って打とう、と心がけていたのですが・・・。わたしの実力不足、悔いの残る内容です。いい勉強になりました。
(週間碁より抜粋)
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矢代さんの勢いに祷さんが押し切られた内容のようでした。
今年、矢代さんの本シリーズ前までの成績は4勝11敗と負け越し、不調が伝えられていましたが見事防衛。大勝負に強いタイプっていますよね。
一方の祷さんはイマイチ、波に乗れなかったようです。野球の中日ドラゴンズの感じでしょうか。
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「新婚さんシリーズ」となった本対戦ですが、結婚すると調子が上向く棋士は多いようです。棋士に限らず大方の人はそのような傾向にあるようです。結婚して調子を落としたら、格好がつかないですからね。
問題はそれが一時期で終わるのか、上昇傾向が持続するのか、ここが難しいところですね。