怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

餃子の王将

2009-12-13 21:36:29 | Weblog
土曜日はかみさんが田舎の義母の様子を見に行って、帰ってきては台所の大掃除をしていたので、多少は手を抜かさせてやろうと、夕飯は餃子の王将に行くことに。
7時前には行ったのですが、前に席待ちの客が一組居て暫く待つことに。レジの横で座っていると結構餃子とかの持ち帰りの客が来ます。客は体育会系若者が多くて家族連れでもどちらかというとガテン系のお父さんが多いかな。早い、安い、うまいでボリュームもあるので、さもありなんでしょうか。
席についても何処となく油でべとついているし、無造作に積んである取り皿もきれいに洗ってあるかちょっと疑問ということで、当然客の服装もそれにめげないものになります。従業員はみんな中国系みたいです。
先ずは餃子(追加もして都合5人前食べました)と生ビール。子供たちはこってりラーメン、天津飯に鶏のから揚げ、えびの天ぷら。子供たちはうまいうまいと食べます。天津飯は餡がうまいので家で作ったのと全然違うといっていました。かみさんも少し気分を悪くしつつ食べてみてプロが作るのとは違うのは当たり前と居直っていました。
生ビールをお替りして、締めにあんかけやきそばを食べて、お腹一杯。都合4995円でやっぱり安かった。
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河合隼雄「泣き虫ハアちゃん」

2009-12-13 08:03:47 | 
この本は河合隼雄先生の遺作です。
雑誌に連載中に脳梗塞で倒れられ、そのまま意識が回復することなく亡くなりました。連載できなかった原稿を含めて本にしたものです。
ご自身ではあまり幼少期のことを語ることがなかったのに、幼稚園に上がる前から小学4年生ぐらいまでのほぼ自伝と思いますが、どうして最後に(ご本人は当然最後とは思っていなかったと思いますが)書く気持ちになったのでしょうか。
読んでみると多くの兄弟にもまれながら、優しい両親の下で感受性豊かに育っていく姿が分ります。そして先生が70歳を越えても少年のみずみずしい感受性を失っていないことが分ります。
小説としてはどうってこともないのでしょう(失礼)が、読んでいると自分の保育園のこととか小学校のこととか記憶のかなたにあった出来事が薄ぼんやりとですが思い出され、ああ、あの時はあんなことがあったな~、今思うと笑っちゃうけどあんなこと感じていたのだな~とか、一瞬ですが少年の心を取り戻した気持ちになります。
先生はひょっとしたら一番母親のことを書きたかったのかとも感じるのですが、こういう作品が遺作になるのも何だか、人生の起承転結を知っていたかのようで、先生の深さを感じています。
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