仮面の告白『雲の上の虹』

この世の誉・不正・不道徳・破廉恥・権力者を追及し、無害なことも記録しつつ、雲の上の虹をめざす枕流亭の日記(日乘)

SMAP解散:「文春」と「新潮」読み比べ

2016年08月18日 | 日記

  やはり芸能界の話題ではSMAP解散が一番の話題であろう。

  拙は熱烈なファンではないのだが,20年以上彼らの活動を見てきたので彼らがいかにその世界で大きな存在であるかはわかっている。だから今回の問題はJ事務所の体質に最大の原因があると考えている。

  そのソドム体質は前近代的であるばかりか,経営者の融通の利かないことが大きな要因だ。それは社長に自分の娘を能力を無視して就けようとすること,そのために最大の敵?の飯島マネージャーを退社に追い込んだことである。

  有能な経営者なら,そのような社員を上手に使いこなせなくてはならない。

  J事務所はもはや体質的に経年劣化を起こし,マネジメントはできないような体制になっているのだろう。そのことに早くから気づいていたのが飯島氏ではないのか?

  そこを切り捨ててしまうような経営者は周りをイエスマンで固め,まさに逆大奥を形成したといわれてもしかたあるまい。

  来年の6月が次の山場になるが,その時は本当に独立ということになるだろう。栄枯盛衰の芸能事務所なら一代で崩壊ということも珍しくないだろう。

  今回の解散は5人が真の芸能人となるための試練であるとはいえないか?

 

  ところで騒動の端緒を開いた「文春」は,記事後半で「工藤静香が飯島マネに猛抗議」と章立てしている。その中で,15年前の木村と工藤の結婚について書き,グループとしてはそのころからギクシャクしてきたとする。確かにそのような気はする。結婚してい子供のいる木村には安全飛行が必要になる,そのために工藤が木村を独立から離脱させるのはある意味当然であろう。つまり木村はそのような判断を工藤に任せていたことになるのではないか?

 他のメディアでも「工藤」について言及するものはあまたあるが,それは家庭を守るためには仕方がないのである。ただ,ことが日本人の大嫌いな「裏切り」になってしまったことは誤算であったろうか?

 今回は社長が全面にでて説得にあたったようだが,傷が開きすぎては後の祭りだ。感情の人である二人の副社長を放置しておいたつけである。

  

 「新潮は」は,『8カ月間も無視されて「キムタク」胸中に「4人をクビにして!」』と章立てし,1月騒動以後4人から無視されてきて怒りが蓄積し「クビ」発言になったという。木村は自分が「裏切り者」という自覚がないのだろうか?

  さらに次章では『「キムタク」だけ「ジュリー副社長」と「フジテレビ社長」お誕生日』として,木村は無視されてはいたがその代価を受けていたとするもので,事務所の幹部候補になったのだと論じている。(この点,木村を「平成の小早川秀秋」とする言もあるがそれはどうだろう。小早川は裏切りの2年後には死去しているのだ。それには大谷吉継の呪いがあるという。もちろんそんなことはあり得ないが,当時はそう思わていたのだとか)。

  さらに新潮では飯島氏の現在の様子について言及して,今回の騒動中に田辺エージェンシー社長との会談?をしていたという情報を書いている。最後に今回の解散でJ事務所は約200億円の売り上げを逃したというオチになっている。

 

  まだまだ真相はわからいが,思考や感情は行動に表れるのだがら,4人と木村が和解することは当面ありえない。4人の今後の動向に注目である。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。