事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

長沖一(ナガオキマコト)

2008-03-27 10:19:16 | 事件記者の物語

 そういう名前の人がいたことすらほとんど忘れられてるらしい、Wikiにもないし、ものによっては読みが「ナガオキハジメ」になってたりするもんね。

 秋田實はあり、朝のドラマ「心はいつもラムネ色」(昭和59年、ドヒャこれまたすでに古い)の台本作者だかプロデューサーだかが、主人公文平のモデルは秋田、良輔のモデルは長沖だとはっきり書いていた(確か週刊朝日)ので「へえ」と思った。アチャコさん(という名前の人)は確かに出てたけど、はてラジオドラマなんかやったかしらん?

 いったい何の話って、長沖が本を書いた連続ドラマ「おいでやす」(エンタツ、アチャコ主演、昭和37年)にべーさんとイナちゃんがゲスト出演したんだそうである。そう言われてもTVの上方ドラマは一回完結の「松竹新喜劇」(藤山寛美、渋谷天外主演、放送日時不明-ヒデェもんだ)ぐらいしか記憶にないので「ああ、そーですか」だが。

 季節は夏、舞台は、大阪(か京都?)の老舗。はるばる、東京からきてくれはった新聞記者さんを、エンタツ・アチャコは、涼しいところへつれてったろう、と思い、京都の奥の、貴船、の川床料理へ、招待する、
 
  伊那  「貴船って、どこですか?」
  アチャコ「貴船は、鞍馬の、ちょっとこっちや」
  長谷部 「鞍馬って、どこですか?」
  エンタツ「そのぉー、鞍馬は、貴船の。ちょっと向こうや」
 
 などという、やりとりがあって、渓流の流れの上に、仮の桟敷を設けた、貴船のセットへ。下の流れに、落とした物をとろうとして、アチャコが、渓流にはまる、それを助けようとした、エンタツもはまる。それを、後ろから、伊那と長谷部が見ている、エンタツ・アチャコ、口々に「あぁ!つめた!・・」というあたりで、一同笑って、その回は、大団円。
 イナちゃん、べーさん、は、ワイシャツにネクタイ、背広は、肩に掛けて、 という、「事件記者」のスタイルでした。1962年の夏のことになります。                  

 とのこと、貴重な情報-これを知らせてくださった「田川のオッチャン」は私と同年、つまり「事件記者」最年少ファンの一人だが、番組自体に関する情報はほとんどないとのことである、残念

 電波は残らなかった、人の記憶以外にはほんとに何も・・・(クドい)


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