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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

昭和維新の歌

2017-08-20 11:10:12 | 音楽
いやピント合ってないのはわかってる、タイトル「青年日本の歌」は読めてもその下の「昭和維新の歌」は読めんよね、ましてや歌詞は読めん、でも読める必要はない「べきらのふちになみさわぎ」じゃ何のことかわからんだろうし(私は何となくわかるけどね、曲りなりにも高校で屈原やったから)、歌詞は読めんくても譜面は読めると思う、♭4つのFminor
2番と3番の歌詞はこう

権門上(かみ)におごれとも国を憂うる誠(まこと)なし
財閥富を誇れども社稷を思う心なし
ああ人栄え国滅ぶ盲(めしい)たる民(たみ)世に踊る
治乱興亡夢に似て世は一局の碁なりけり

突然何事って昨日ある本を読んでたらこれが出て来た、韓国の朴正煕大統領はこの歌を知ってたハズ、彼は維新って言葉を好んだけどそれは明治じゃなく昭和だったんだろなという文脈だった、大統領はクーデターで政権をとって日本に追いつき追い越せの奇跡的な高度経済成長を実現した、だけど「権門上に」の上下格差と「財閥富を」の腐敗構造を全く解決できなかったとのこと
まーな、そういうのって軍事独裁政治て解決のつく問題じゃないんじゃないの?日本の軍人さんたちはムチャな戦争をやって一般人を巻き込んでしかもコテンパンに負けて事実上消滅するという大変な犠牲を払ったわけで、もしそこまでやってなかったら日本はどんな国になったのか、あんまし考えたくないのよな(なんてことをこの著者は言ってない)

ということはさておいて私はこの歌中学の時から知ってた、でもって何となく作者は二二六事件の首謀者だ思い込んでた、だからその頃とっくに亡くなってたものと・・・あにはからんやこのヒト(三上卓)は五一五事件の首謀者で戦後も健在、亡くなったのが昭和46年ということはまだ著作権切れてないじゃないか、つか今頃気がついたけど三島由紀夫より1年後まで生きてたんじゃないか!(三島の著作権も後3年で切れるってか、思えば遠くへ来たもんだ)
ネットで譜面をあさってたら「日本の唱歌」にぶちあたり灯台モトクロスそれなら持ってた、しかも奇跡的にみつかっちゃったのだ、で写真を撮ったのである
このメロディ洋楽派には絶対受けんだろうけど普通にいい曲じゃない?シロウトの作という感じじゃないのよな、歌詞が一応格調高いのは土井晩翠(秋風五丈原)のパクリだからとのこと(確かめてない)だけど、譜面にも誰かの手が入ってないのかな?違ったらゴメン、作者殿

「秋風五丈原」も「日本の唱歌」に入ってる、作曲者不詳で♭1つのFmajor、何か音程とりにくいな「丞相病いあつかりき」なんだからminorの方がふさわしいんじゃあるまいか、いやminorの譜もあったけどこっちが残ったってことみたいね(by柴田南雄)

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