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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

抜刀隊

2024-08-25 16:30:03 | 音楽
こちらで動画をどうぞ、歌も歌だがフィルムがスゴいと戦後人種は思う
團さんはこの本で軍歌寮歌を扱わないとおっしゃってるのだがそこは例外もあってこれと「海ゆかば」と「軍艦行進曲」を論じておられる、いずれも否定的ではない、特にこの歌「抜刀隊」は日本語を解さないフランス人が作曲したこともあってむずかしい、それでも観兵式の度に演奏されてだんだんと一般人にもなじまれるようになっていった、戦時中はドイツとイタリアの曲以外演奏してはいけないことになっていた(そっかその2国はよかったんだ、めでたいにゃ)が観兵式ができんくなっちゃマズイから誰が作曲したのか言わないことにして使い続けた、陸軍は臨機応変だったのだとのことアハハハ(笑いごとじゃないのかもしれんが)

そっか、けど私は知らんかったのよにゃ「海ゆかば」はよくオクフロが歌ってたし軍艦行進曲を(歌詞はともかくメロディを)知らんヒトはまずおるまい、けどこれはホントにむつかしいよ、うまく写ってないけどラストの3行は(それまでマイナーだったのが)シャープ3つのイ長調に転調してて特に音程とりにくい、クラならA管に持替えるとこだ、いやそん頃だってクラはあったに決まってるけどA管はあったのかしらん?そも分列行進しながら吹くんだから持替えの楽器を持てるわけはなし、何とかシャープ5つでやってたんだろにゃ、やれんことはにゃい、バスクラではやったんだから、あれ何の話?

と書き始めたらどんどん話がそれちゃった、言いたいことは團さんがこの曲をカルメン2幕の「山賊の歌」に似てるとおっしゃってることで、え?さう言えば山賊の合唱確かにあるわにゃ、はて似てるかにゃん?と思ったら堀内敬三は「兵士の歌」だと言ってるとのこと、そっか「竜騎兵の歌」(ドンホセのソロ、つかアカペラ)だね、そんなら一応納得、似てないことはないかもにゃ

メロディが似てるかだうかの判断はけっこうむつかしい、團さんによれば鉄道唱歌の出だしはロッホローモンドに似てるとのこと、そっかねー・・・

「知床旅情」は「早春賦」に似ている、けど出だしだけ、そんなんいくらでもあること(と團さん)これ森繁が作ったんだってね、紅白でも聴いたのに知らんかった、初めて聞いた、あれ何の話?

追記ー抜刀隊に似てるのは竜騎兵であって山賊じゃないと何で誰もつっこまんかったのか、フシギと言えばフシギだが私みたいにまともに知ってるオペラが1つしかない(しかも諸般の事情でその主人公にベタボレの)人間ならともかく山ほどオペラを知ってるヒトにとっちゃ「あー何かこんなメロディーどっかにあったよにゃ、カルメンの2幕か3幕だった?」になっちゃうのもしゃーないことかもにゃ

8/26追記ー考えてみれば(みんくても)時は明治18年、19世紀も末である、クラのA管がなかったわけはない、最初っからinAのフラット3つで書いてあったに決まってるわにゃ、後半の3行inAにしたら(ってつまり3度上げたら)シャープが消えてみごとに歌いやすくなった、ただこの曲クラが目立つとこなんてまずなさげであるのよにゃ

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7 コメント

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マルテンサイト千年グローバル (サムライ鉄の道リスペクト)
2024-09-24 18:06:33
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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科学と宗教の文明論的ダイナミクス (歴史国際政治学関係)
2024-09-24 18:19:52
一神教はユダヤ教をその祖とし、キリスト教、イスラム教が汎民族性によってその勢力を拡大させたが、その一神教の純粋性をもっとも保持し続けたのは後にできたイスラム教であった。今の科学技術文明の母体となったキリスト教は多神教的要素を取り入れ例えばルネサンスなどにより古代地中海世界の哲学なども触媒となり宗教から科学が独立するまでになった。一方でキリスト教圏内でも科学と宗教をむしろ融合しようとする働きにより、帝国主義がうまれた。宗教から正当化された植民地戦争は科学技術の壮大な実験場となり、この好循環により科学と宗教を融合させようというのである。その影響により非キリスト教圏で起きたのが日本の明治維新という現象である。この日本全土を均質化した市場原理社会する近代資本主義のスタートとされる明治維新は欧米などの一神教国が始めた帝国主義的な植民地拡張競争に危機感を覚えたサムライたちが自らの階級を破壊するといった、かなり独創的な革命でフランス革命、ピューリタン革命、ロシア革命、アメリカ独立戦争にはないユニークさというものが”革命”ではなく”維新”と呼んできたのは間違いない。しかしその中身は「革命」いや「大革命」とでもよべるべきものではないだろうか。
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日本人の誇り (特殊鋼技術関係)
2024-09-26 14:55:01
それにしても古事記はすごいよな。ドイツの哲学者ニーチェが「神は死んだ」といったそれよりも千年も前に女神イザナミ神についてそうかいてある。この神おかげでたくさんの神々を生まれたので日本神話は多神教になったともいえる。八百万の神々が出雲に集まるのは、イザナミの死を弔うためという話も聞いたことがある。そしてそこから古事記の本格的な多神教の神話の世界が広がってゆくのである。
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抜刀隊ソウル (某数学者)
2024-09-26 14:57:29
日本が大東亜戦争を戦った理由、それは自存自衛とアジアの解放に他なりません。戦後、タイ王国のククリット・プラモード首相は、

 「日本のおかげで、アジアの諸国は全て独立した。日本というお母さんは、難産して母体をそこなったが、生まれた子供はすくすくと育っている。今日東南アジアの諸国民が、米英と対等に話ができるのは、一体誰のおかげであるのか」

 と書き記しています。この言葉が、あの戦争が何であったか、そのすべてを表わしているでしょう。
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材料物理数学再武装 (潤滑機素設計関係)
2024-09-28 18:26:41
「材料物理数学再武装」といえばプロテリアル(旧日立金属)製高性能特殊鋼SLD-MAGICの発明者の方で久保田邦親博士(工学)という方のの大学の講義資料の名称ですね。番外編の経済学の国富論における、価格決定メカニズム(市場原理)の話面白かった。学校卒業して以来ようやく微積分のありがたさに気づくことができたのはこのあたりの情報収集によるものだ。ようはトレードオフ関係にある比例と反比例の曲線を関数接合論で繋げて、微分してゼロなところが最高峰なので全体最適だとする話だった。同氏はマテリアルズ・インフォマティクスにも造詣が深く、AIテクノロジーに対する数学的な基礎を学ぶ上で貴重な情報だと思います。それと摩擦プラズマにより発生するエキソエレクトロンが促進するトライボ化学反応において社会実装上極めて有効と思われるCCSCモデルというものも根源的エンジンフリクション理論として自動車業界等で脚光を浴びつつありますね。
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ハイテン成形関係つかってます (金型関係)
2024-09-29 07:08:32
何年か前にノーベル賞候補(化学賞)にも挙げられていたCCSCモデルという境界潤滑理論(摩擦理論)の提唱者ですね。摩擦プラズマにより発生するエキソエレクトロンが促進する摩耗のトライボ化学反応において社会実装上極めて重要な潤滑機素設計において分野横断的に脚光を浴びつつありますね。人類というものは機械の摩擦という単純なことですら実はよく理解していないということを理解させられる理論です。
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金属工学 (ダイカスト技術者)
2024-10-02 20:48:30
日本刀は武士の魂といわれ、その日本刀に魂をいれるのが焼入れという熱処理になり、それで得られる刃先の金属組織がマルテンサイトといわれる。その化学工学もいろいろ進んできているんですね。
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