道頓堀で魚釣り ～釣船茶屋ざうおに乗り込む 後編

レイト組のうち、二人が来たのは一時間をすぎてからとなりました。一人は欠席、という事態。このまとまりのなさ、さすがうちの会社。それまでの間先行三人は、一向に釣れる気配のない釣りをビール片手にやってて云々、ってのが前回の話しでした。

 

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総勢五名で細々と宴会開始します。遅れてきたかたのうち一人の方が、今月いっぱいでご栄転転勤ということですがなんと、糸を垂らして5分足らずで鯛をお釣り上げ。なんなんだよこれと、ぶーたれる時間もないうちに今度は伊勢海老お釣り上げ。人としての差をまざまざと見せ付けられます。

釣られたおさかなさんたちは、こんな感じで調理方法を選択されます。

 

 

 

そしてやってきたのは、、、

 

   

 

鯛のお造りと伊勢海老マヨネーズ焼きです。釣った魚をこうして食う。もちろん釣ったときは一本締め。で、釣った人は今月で転勤で送別モード。盛り上がらないわけないですし、たぶん実際よりもおいしく感じたのではないでしょうか。

いや、そもそももとからすごくおいしいんですよ。しかし、やっぱり釣りたい！なんていい年したわがままなおっさんおねえさんが当グループに二名いまして、一路餌なしで釣れますよゾーンに向かいます。

ここは、小さめのいけすの中に、伊勢海老ゾーン、ひらめゾーン、鯛ゾーンとあります。私はひらめゾーンにて釣り竿ではなく、釣り糸の相当針に近いところをを持ってひらめの口を引っ掛けにいきます。そう、釣りは釣りでもこれではまるでヨーヨー釣りです。同じように、隣のいけすでの伊勢海老釣りの、なんとかはさみに針を引っ掛けようとしている様子は、さしずめザリガニ釣りにしか見えません。

 

    底の方にいるのがひらめさんです。

 

そして、私にも歓喜の時がやってきます。ひらめお釣り上げ！です。

 

    いや、網ですくったってわけじゃないですよ。

 

一緒に釣りに行った方も無事に伊勢海老を釣り上げ、まさに大漁旗上げないといけない状況です。そういや社内報で支社長室に自前で作った大漁旗貼ってて、これで部下の士気がうんぬん言ってた支社長がいて愕然としましたよ。二月くらい前のはなしですが。

このままひらめを網に捕らえたままテーブルに持っていき、歓喜の一本締め！ああ、何という気持ちの良さ。というか私の安っぽさ。同時に伊勢海老もお釣りあげ、となりまして、ともに刺身でいただくことになりました。

 

   

 

いやあ、激ウマですよえんがわとか。二年前淡路島に社員旅行に行って以来ですよこんなにひらめ食べ放題な宴席。またね、この伊勢海老も無駄にぴくぴく動いているところがいいですよ。しかもひらめさんなんて、こんな感じで骨せんべいになって再登場とまあ至れり尽くせり。

で、気付いたら時計の針が23時を回ってます。入店して4時間をすでに経過。ここからもいかに楽しめたかが窺い知れるかと思います。ええ、すごく楽しめましたよ。そしてお勘定、、、39000円でした、、、。

 

    安部氏っっ

 

伊勢海老二匹にひらめと高級魚釣らせたい店側の思惑に引っ掛かり放題なスメルありありですが、40杯くらいアルコール頼んでいるんで、これも致し方ないかな、と思います。お一方だけ送別なので無料ということで、一人あたり一万！、というわりに、みんなほくほく顔。なんというか、会社関係の飲みでは近年なかったような雰囲気の良さとエンジョイっぷりで、割高感もかき消されたんだろうなとかその場では考えてましたが、店かえてハシゴハシゴってやるの考えたら、もしかしてそんなに高くないのかも、って考えてしまいました。

ちなみに、本店は福岡ですが、新宿赤坂、ちびかずさんが言ってた埼玉、名古屋、仙台、などなど全国津々浦々あります。気の会う仲間ご一行ですと、すごく楽しめるかと思います。合コンで行くには難度高そうかな、、、。

 

（後日談）

この話を写真とともに後日会社でいろんな人に報告したところ、知らないうちに私幹事で親睦会の開催が決まってしまってしまってました。いや、いいんですけど。でもね、気になる派遣さん誘いたかったらご自分で声かけてくださいよ課長まったく。

 

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NO.13 釣船茶屋ざうお 39,000円/5人 （道頓堀：魚系居酒屋）
【味の良さ】 ★★★★ じつは意外と伊勢海老がいまひとつ。ひらめは絶品でした。
【コストパフォーマンス】 ☆ パトロン・御大尽様ご同伴か、競馬で万券取ったときにでも豪遊で。
【怪食度】 ★★★☆ 「道頓堀で釣り行きませんか」って誘うとこんな感じ。なんなら綾瀬川や鶴見川でも可かも。
【おとなのザリガニ釣りが楽しめる度】★★★★★ 高くつくのはないしょだ。