今回、バイクは片道5kmの河川敷コースを4往復で40km。行きが川沿いに上流へと向かい、帰りが下流へという風的に言うと行きはよいよう帰りは、、、って想定。慣れっこになったお着替えも終えて、トランジションエリアから飛び出してみると、心配してた風もあまり強くなく、絶好のバイク日和に真っ平らなコース。やるしかないねとスイムで軽く疲れ気味ながら気合が入りなおす。事前のプランとしては、
・順風なので少し惜しいのですが、最初の5kmは足馴らしで抑えめにペダルを回す。
・最終周回は疲れでスピード落ちるんですが、ラン移行も意識して無理しない。
・スピードよりもケイデンス(1分あたりのペダル回転数)の増減を見てでこまめにギアチェンジを。
・2本装着の500mlのボトルは、小刻みな給水で前後半20kmで1本ずつ消費ペースで。
・どこかでカーボショッツのみたいな。
この5つ。本当に坂皆無なんで、前回の七尾でまず意識した、「下り坂では傾斜変換目指して必死こいてペダル回す」はいらなそう。暑さは、、、いや暑いんでしょうけどバイクの場合は風が発生するんでまだ体感温度は下がるんでたぶん大丈夫なはず、、、かな。
しかし、一周目しょっぱなから想定外の出来事が。
伸びた草か何かがペダルに接触して、ケイデンスが測れなくなってしまいました。ケイデンスっていわばタコメーターみたいなもんでして、下手したらスピードメーター以上に重要なもの。。。まいった。とりあえず、表示意図は変わってくるものの、ケイデンスとスピードメーターの組み合わせから、スピードメーターと平均スピードという組み合わせにチェンジ。つまり、「今のスピードで貯金は作れているのか」ということ。平均より速ければ順調な推移を示しますし、平均以下だとペースダウンといいう理解をするよう切り替えを。
バイクではそれなりに抜かれていきますが、このまっすぐコースではDHバーは必須アイテムなわけでまあしょうがないかな。明らかに3-40万とかするのにみんな乗ってるし。でも参加者の中ではまだまだ若いんだからバイクの優劣なんて関係ないとばかりに追い抜きをかけたいななどと思いながらペダルを回し、時には追い越しなんかも。
そして、二周目。すごい勢いで抜かれていきます。何かつむじ風かなんかというくらいの別次元の速さ。どうやら、この大会連覇された方だった様子で、いやいやトッププロの走りに度肝抜かれてしまった格好。ああは進めないですなぁ。
一周目が18'02で二周目が18'26とそこそこのタイム。皮算用として18分×4なら72分。このあと20分ずつでも76-7分。これでトランジション含めても80分とかになるんで、自己記録更新が見えてくる流れ。よし、このまま、、、
といけないのがいつものことで、やはり脚が重くなっていきます。いちおうここでカーボショッツを飲んで次のランに備える準備もバイクの上で走行中に実行します。いや、簡単に言いますがこれが案外大変なんですよ。時速30kmの自転車の上で、ね、
・袋の封を開けて
・すこし粘度の高い液体をこぼさないよう口に流しいれ、
・水を飲んで中和して胃に送り込み、
・空きボトルの中にカーボショッツの袋を入れる
までの作業を行なっています。もちろん、少しでもこぼそうものならベトベトになるんでここは慎重さを要するところ。keihさんの中の人はあんなに不器用なのに、めずらしくうまくいってしまいました。本来ならカーボショッツ用のフラスクなんてあってそれを使うべきなんですけどね。
そんな三周目でも18'35ほど。補給はともかくメーター見てもペースが落ちているのはわかっていましたが、何とか踏ん張ったな、というタイム。バイクの上で何気に曲芸まがいのことしてたのに不思議だ。
しかし、四周目に入るとさらに苦しくなります。ペダルを軽くして回転数を上げても、せいぜい上がって時速32kmくらいまで。気を抜くとすぐに時速30kmを下回る展開。回したいけど、うまく力が入らず回せない、、、ジレンマというか、坂登れないとかに比べるとなんてことはないレベルなんですが、ここでいうことを聞いてくれない太腿が嫌になるというか。もっとがんばれそうなのに。
そして、帰りの5kmは完全に流してしまいました。脚を残す想定のもととはいえ、、、これでよかったのか。結局最後の10kmは19'58でバイクトータルでは75'01。今までになくいいタイムではありましたが。。。バイク全般の心拍数は168と、糖分を過剰消費するレベルではない心拍に加え、カーボショッツを取れていることからガス欠の恐れはない状態。ここで時間は1時間47分。自己ベストの2時間49分の更新が濃厚という、気分をさらに高揚させながらランへと移行します。