台湾といえば、夜市。台北で一番規模がでかいのが士林観光夜市。観光、の文字はなにか違和感がなきにしもあらず、な気もしますが、外国人のみならず台北にやって来る台湾人の方々も夜な夜なやってくるというとこなんで、まあこの表現もありなんでしょうね。
こんな感じでごったがえし。すんごい人出。渋谷かよここは。
何でも食いちらかす中国人でも、、、ああこれは愛護用動物ですね。ハオチー(注:中国語でおいしい、の意)とか書いてあったらどうしようかと思ったよ。まあこんなとこで飼い犬買うのもどうかと思いますが。
食べるとこは実はかつての市場みたいなとこを食堂街にしたとこに放り込まれてまして、士林の野外には軽食だけ。ということで食堂街に食いに走ります。
ここも人多いね。店がとてもたくさんあって迷うな。たぶんどこ座っても外れはないんでしょうけど、、、。ぐるりと回った結果、、、
ここはやはり過去二回の訪台とも大当たりだった鉄板焼をチョイス。まあ、高熱で焼くだけといえばだけなんで、間違いようのない調理法だとは思いますが。
さて、海外といえばやはり羊。昨今のジンギスカンブームで最近ラム肉とかまあかなり火ついててな感じですが、マトンだってばマトン。「臭い」の一言で敬遠されまくりな肉類ですが、そもそも獣肉なんてみんな匂いとかクセとかあるもの。このへんの羊ってのはニンニクと濃い目のタレとマトンの味わいが、鉄板の上で三位一体となるのにね。というわけでタレを二通りの羊と空心菜の炒めものにビールを注文しました。「黒胡椒羊肉片」「沙茶羊肉」と「空心菜」とビールを注文。沙茶とは中国の醤油の一種だとか。なんにせようまくないわきゃないでしょう。
台湾ビール。。。バドみたいな薄味なんですがこのまとわりつくような台湾の気候にはベストマッチですな、最高。羊が焼いていかれるところをビール片手にかぶりつきで観戦します。
なんか水かけてるよ
すげえ煙だ。なんかタレが飛び散ってるよ。
そして盛り付け。これは黒胡椒のほう。
ああ、羊だよ。。。どこからどうみてもあのマトンだ。たくさん放り込んだニンニクと濃い目のタレがマトンスメルを薄めるというか、すげぇうまい。「食う?」みたいに置かれた白米(当然ながら別料金)をかき込む。
七年前と何ら変わりない味だ。外れはないと確信して臨みましたが、いい意味で予想通りのうまさ。最高だ。
こっちが、沙茶のほう。パクチー入り?沙茶の香りかなんともかなり陶酔状態だったんでよくわかりませんが、おんなじような料理でも味付けで全く違う食べ物だなとしみじみ実感。
じつは羊の中に空心菜が入ってて重複も著しいのですが、これもこれで高熱で一気に焼き+水かけての蒸らしということで、ニンニクの味が利いててこれまたビューティフルな味。ただの野菜炒めなのに。何故にこんなにうまいのか。そして何故にビールにここまで合うのか。
さらに注文してもいいかとな思いましたが、他の店にもということでこの店はここまで。
と、いいたいところですが最後にトラップ
白米と一緒にグラスに入った烏龍茶がでてきたのですが、じつは完食後までそのままでした。席を立つ際に勢いでグビッと飲み干しましたが、、、
砂糖入ってたよ、烏龍茶。
台湾ではよくある話とはいえ、心の準備できてなかったよ。最後でよかったけど。七年前初めて飲んだときははまじで噴きだしちゃったもんなぁ。