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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■【あたりまえ経営のすすめ】2部管理編2章20 ビジネスパーソンにリーダーシップを発揮させるには

2023-01-05 13:29:51 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ2 管理編

■【あたりまえ経営のすすめ】2部管理編2章20 ビジネスパーソンにリーダーシップを発揮させるには

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 管理職も、“真”のプロ管理職にならなければなりません。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 1970年代から、半世紀近くの経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■ 2部 【管理編】 プロの管理職のあり方

 本シリーズは、経営士・コンサルタントなどの経営専門業・士業の先生方を対象として、第1部の【経営編】をお送りしてきました。しかし、その内容は、視点を変えれば経営者・管理職のためのお話でもあります。ビジネス界においては、フレキシブルな視点の持ち方をできる人が高く評価されるのです。

 筆者は、経営コンサルタントという仕事柄、しばしば管理職研修も実施してきました。その時に、必ずといって問うことは、「管理とは何でしょうか?」ということです。

 管理職の皆さんは、よく勉強していて、私より立派な回答が返ってきます。

 「では、それをどの様に実務に活かしていらっしゃいますか」と問いますと、期待するような回答が返ってきません。

 難しいことを勉強しすぎているのではないでしょうか。知識と実務が乖離していますと、せっかくの知識が知恵として活かせません。

 管理職として、「あたりまえ」なことが、実務で行われているのかどうか、謙虚に自分自身を見ることも大切なのではないでしょうか。

 管理職は、「管理とは何か」「温かい管理」を正しく理解しなければ、部下からも、上司からも、社会からも正しく評価されません。

  温かい管理とは
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/8b7833c2ebc019660a3813e9dedbf92f

 ここでは、管理職なら誰もが知っているようなことを整理してみました。

 知識としてはご存知のことでしょうが、それを実務に活かすにはどうしたらよいのかを考えてくださる契機となると幸いです。

 

■ 第2部2章 リーダーシップあるプロの管理職の発想と行動 

 私達は、ひとりでは生きていくことはできません。社会や組織に所属して、他の人と共に力をあわせることが、近道といえます。そこに求められるのが、「リーダーシップ」です。

 管理職だけではなく、ビジネスパーソンにはリーダーシップを取れることが、成功への近道であり、自己実現には不可欠といっても過言ではありません。では、ビジネス界におけるリーダーシップとはどのようなものなのでしょうか。原点に戻って、再度考え、新たな気持ちでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

■2-20 ビジネスパーソンにとって不可欠なリーダーシップ

 

 人類の原始社会では、皆がお互いが助けあっていて、富や権利が平等でした。しかし、人口が増えるにつれ、集団同士の利害が反するようになり、社会生活が変化して来ました。リーダーの出現です。

 今日では、ICTを中心とした技術変化から、経営環境が大きく変化して来ているだけではなく、IoTの浸透に伴い、その変化が、これまで体験してことのないスピードで起こっています。

 その変化が、国や地域といった境界線を超えて、ヒト・モノ・カネ・情報など、経営資源が流動化し、グローバル化によって、さらに急速に、広大に、劇的に進展し続けています。

 「国際」というのは境界線がありますが、「グローバル」というのは、壁が取り払われた状態です。これまでは同質でありましたが、いまや、異なった文化や言語、人種、慣習などが、一緒くたになっているのです。

 その様な状態では、一人一人が自分の特質を活かせ、それを束ねる、組織活動ができるリーダーシップが不可欠な時代なのです。

 ビジネスの世界だけではなく、日常生活におきましても「リーダーシップ」の存在なしには暮らしていけないといっても過言ではありません。リーダーシップの有無や質が、組織としての力の差として現れてきます。


 では、リーダーシップの質というのは、どこに起因しているのでしょうか。

 古典的なリーダーシップ論では、リーダーシップとは先天的な能力・特性であると考えられていました。

 長年、経営コンサルタントという業務に携わってきましたが、リーダーシップのある人の行動からコンピテンシーという視点で、その質の違いを生む要因を見出せていません。複数の要因のいずれかに属することはありましても、全てのリーダーシップのある人全てに共通している因子があるとはいえません。リーダーシップの取り方は、人によって結構バラバラなのです。

 裏を返しますと、状況に応じて臨機応変に対応できる人が、リーダーシップのある人といえるのかもしれません。

 これがリーダーシップの取り方やそれを身に付けたいという方法論を難しくしているように思えます。ここでは、ビジネスの世界を対象に考えてゆきます。


 リーダーシップとは「指導力」とか「統率力」と訳されます。与えられた業務を、できる限り少ない経営資源で、与件を満たす最大の成果物を得られるように個人やチーム、組織に対して行動を促す力、という仮説で話しを進めてまいります。

 では、P.F..ドラッカーは、リーダーシップについて、どのように説明しているでしょうか。

 ドラッカーは、リーダーシップというのは生まれ持って与えられた天分ではなく、後天的に備わるものであるという見方をしています。そして、「仕事・責任・信頼」という言葉を使って定義づけています。

 リーダーシップについて、ドラッカーの考え方の一つは、「リーダーシップは仕事である」ということです。組織が目指すべき目標を実現のために、その方策に優先順位をつけ、その実施のための「ものさし」を明確にし、目標に向かって他の人を引っ張ってゆくのが「リーダー」で、その力を「リーダーシップ」と言っています。

 すなわち「リーダーシップ」は、管理職など、特定の地位にいる人に与えられた特権ではなく、その他千葉にいる人の「責任」と捉えるべきであるとも言っています。

 リーダーは自分の部下や関係者などを支援しながら、その結果に責任を持つことが求められるのです。すなわち、何かがうまく行かなかった場合は、その担当者だけの責任ではなく、リーダーは、それ以上の責任を負うのです。

である、とも言いました。組織的活動において、リーダーは失敗を人のせいにしてはいけません。メンバーの行動の責任はリーダーにあるのです。 

 すなわち、責任を取れる人がリーダーであり、その姿勢が、部下や関係者からの信頼を得ることに繋がるのです。

 

<次号に続く>

 

■【あたりまえ経営のすすめ】 バックナンバー

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■【プロの心構え】 バックナンバー

プロとして、いかに思考すべきか ←クリック


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■【あたりまえ経営のすすめ】2部管理編2章20 ビジネスパーソンにリーダーシップを発揮させるには

2023-01-05 12:03:00 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ2 管理編

■【あたりまえ経営のすすめ】2部管理編2章20 ビジネスパーソンにリーダーシップを発揮させるには

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 管理職も、“真”のプロ管理職にならなければなりません。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 1970年代から、半世紀近くの経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■ 2部 【管理編】 プロの管理職のあり方

 本シリーズは、経営士・コンサルタントなどの経営専門業・士業の先生方を対象として、第1部の【経営編】をお送りしてきました。しかし、その内容は、視点を変えれば経営者・管理職のためのお話でもあります。ビジネス界においては、フレキシブルな視点の持ち方をできる人が高く評価されるのです。

 筆者は、経営コンサルタントという仕事柄、しばしば管理職研修も実施してきました。その時に、必ずといって問うことは、「管理とは何でしょうか?」ということです。

 管理職の皆さんは、よく勉強していて、私より立派な回答が返ってきます。

 「では、それをどの様に実務に活かしていらっしゃいますか」と問いますと、期待するような回答が返ってきません。

 難しいことを勉強しすぎているのではないでしょうか。知識と実務が乖離していますと、せっかくの知識が知恵として活かせません。

 管理職として、「あたりまえ」なことが、実務で行われているのかどうか、謙虚に自分自身を見ることも大切なのではないでしょうか。

 管理職は、「管理とは何か」「温かい管理」を正しく理解しなければ、部下からも、上司からも、社会からも正しく評価されません。

  温かい管理とは
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/8b7833c2ebc019660a3813e9dedbf92f

 ここでは、管理職なら誰もが知っているようなことを整理してみました。

 知識としてはご存知のことでしょうが、それを実務に活かすにはどうしたらよいのかを考えてくださる契機となると幸いです。

 

■ 第2部2章 リーダーシップあるプロの管理職の発想と行動 

 私達は、ひとりでは生きていくことはできません。社会や組織に所属して、他の人と共に力をあわせることが、近道といえます。そこに求められるのが、「リーダーシップ」です。

 管理職だけではなく、ビジネスパーソンにはリーダーシップを取れることが、成功への近道であり、自己実現には不可欠といっても過言ではありません。では、ビジネス界におけるリーダーシップとはどのようなものなのでしょうか。原点に戻って、再度考え、新たな気持ちでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

■2-20 ビジネスパーソンにとって不可欠なリーダーシップ

 

 人類の原始社会では、皆がお互いが助けあっていて、富や権利が平等でした。しかし、人口が増えるにつれ、集団同士の利害が反するようになり、社会生活が変化して来ました。リーダーの出現です。

 今日では、ICTを中心とした技術変化から、経営環境が大きく変化して来ているだけではなく、IoTの浸透に伴い、その変化が、これまで体験してことのないスピードで起こっています。

 その変化が、国や地域といった境界線を超えて、ヒト・モノ・カネ・情報など、経営資源が流動化し、グローバル化によって、さらに急速に、広大に、劇的に進展し続けています。

 「国際」というのは境界線がありますが、「グローバル」というのは、壁が取り払われた状態です。これまでは同質でありましたが、いまや、異なった文化や言語、人種、慣習などが、一緒くたになっているのです。

 その様な状態では、一人一人が自分の特質を活かせ、それを束ねる、組織活動ができるリーダーシップが不可欠な時代なのです。

 ビジネスの世界だけではなく、日常生活におきましても「リーダーシップ」の存在なしには暮らしていけないといっても過言ではありません。リーダーシップの有無や質が、組織としての力の差として現れてきます。


 では、リーダーシップの質というのは、どこに起因しているのでしょうか。

 古典的なリーダーシップ論では、リーダーシップとは先天的な能力・特性であると考えられていました。

 長年、経営コンサルタントという業務に携わってきましたが、リーダーシップのある人の行動からコンピテンシーという視点で、その質の違いを生む要因を見出せていません。複数の要因のいずれかに属することはありましても、全てのリーダーシップのある人全てに共通している因子があるとはいえません。リーダーシップの取り方は、人によって結構バラバラなのです。

 裏を返しますと、状況に応じて臨機応変に対応できる人が、リーダーシップのある人といえるのかもしれません。

 これがリーダーシップの取り方やそれを身に付けたいという方法論を難しくしているように思えます。ここでは、ビジネスの世界を対象に考えてゆきます。


 リーダーシップとは「指導力」とか「統率力」と訳されます。与えられた業務を、できる限り少ない経営資源で、与件を満たす最大の成果物を得られるように個人やチーム、組織に対して行動を促す力、という仮説で話しを進めてまいります。

 では、P.F..ドラッカーは、リーダーシップについて、どのように説明しているでしょうか。

 ドラッカーは、リーダーシップというのは生まれ持って与えられた天分ではなく、後天的に備わるものであるという見方をしています。そして、「仕事・責任・信頼」という言葉を使って定義づけています。

 リーダーシップについて、ドラッカーの考え方の一つは、「リーダーシップは仕事である」ということです。組織が目指すべき目標を実現のために、その方策に優先順位をつけ、その実施のための「ものさし」を明確にし、目標に向かって他の人を引っ張ってゆくのが「リーダー」で、その力を「リーダーシップ」と言っています。

 すなわち「リーダーシップ」は、管理職など、特定の地位にいる人に与えられた特権ではなく、その他千葉にいる人の「責任」と捉えるべきであるとも言っています。

 リーダーは自分の部下や関係者などを支援しながら、その結果に責任を持つことが求められるのです。すなわち、何かがうまく行かなかった場合は、その担当者だけの責任ではなく、リーダーは、それ以上の責任を負うのです。

である、とも言いました。組織的活動において、リーダーは失敗を人のせいにしてはいけません。メンバーの行動の責任はリーダーにあるのです。 

 すなわち、責任を取れる人がリーダーであり、その姿勢が、部下や関係者からの信頼を得ることに繋がるのです。

 

<次号に続く>

 

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【ご挨拶】 新年を迎えて  当ブログのコンセプト

2023-01-02 16:46:14 | ご挨拶

 

  【ご挨拶】 新年を迎えて 当ブログのコンセプト

 

童心に返って

 

 明けましておめでとうございます。
 平素は、当ブログをご愛顧くださりありがとうございます。

 「二兎を追う者は二兎をも得ず」といいますが、当ブログは「二兎を追うブログ」です。

 当ブログは、
    プロのコンサルタント・士業・経営専門家
    アグレッシブな経営者・管理職・ビジネスパーソン
の方々を中心にお読みいただきたいと考え、複数のブログ配信スタンドから、1990年代よりお届けしています。

 なぜ、あえて二兎を追うのかと申しますと、経営に関する知識・情報・技術というものは、プロのコンサルタント・士業など経営専門家と企業や組織の経営者や管理職、ビジネスパーソンとには、根底において共通したものがあると考えているからです。

 この両者は、立場も逆であり、異質の関係です。
 しかし、経営に関する知識・情報・技術は、裏を返しますと、両者の視点を変えれば、双方が学べます。見る角度を変えるだけで、一見すると異なったモノが、同じことを言っていることがわかります。

 プロの専門化も、プロの経営者・管理職・ビジネスパーソンも、視点を変えて物事を観たり、思考したりできなければならないと考えます。

 「重考高盛」という四字熟語があります。「重考(じゅうこう)」は、考えを重ねること、すなわち、一つのことについて、いろいろな角度で思考することです。「高盛(こうせい)」は、重考の結果、知識やノウハウなどを高く盛り上げられるという意味です。

 当ブログは、コンサルティングや経営管理に関する事項だけではなく、それらとは全く関係のないこともブログとしてお届けしています。プロは、ご自身の専門は当然高く、深くあらねばなりません。しかし、専門莫迦であってはならないと考えています。底辺の大きい、裾野の広い知識・情報・技術を身に付けることにより、専門分野を高く積み上げられるのです。

 当ブログは、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体「日本経営士協会」およびその会員をサポートすることからスタートしました。

 しかし、今日では、コンサルティング業界の更なる発展が、日本経済のさらなる活性化に繋がることを強く願って当ブログの発行を続けています。1970年代からの私のコンサルティング経験が、少しでも皆様方のお役立てればと考え、心身の健康が許す限り、毎日、複数のブログをお届けしてまいる所存です。

 どうぞ、お引き立ての程をよろしくお願いします。
 


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■【映像で見るひとり旅】 北海道 函館・トラピスチヌ修道院 心が洗われます

2023-01-01 12:03:00 | 【カシャリ!ひとり旅】 映像で視る

■【映像で見るひとり旅】 北海道 函館・トラピスチヌ修道院 心が洗われます 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 

 旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。

 

 写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。

 

 何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・

 

 他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。

 

 

 
 名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道 仏教 仏像
 
北海道  北海道 函館・トラピスチヌ修道院 

 https://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/04/post-49.html

 

 日本初の女子観想修道院として1898(明治31)年に「厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院」として創立されました。

 

 この修道院は、真ん中に函館市街地を挟んで、函館山がその対極に位置しています。やや高台に、ひっそりとたたずまいをしています。

 

 発足当時は、1893(明治26)年にパリ外国宣教会のアンドレ・ベルリオーズ司教が70ヘクタールの土地を購入して建てた旧孤児院を使用していました。

 

 1903(明治36)年、大嵐で木造の修道院は崩壊し、その2年後に、レンガ造り2階建ての本館正面棟の一部が完成しました。1913(大正2)年までに竣工した本館正面棟と聖堂は、1925(大正14)年に発生した火災で焼失するという被害に遭っています。

 

 教皇ピオ11世から義援金や各修道院からの寄付金が寄せられ、1927(昭和2)年に再建された聖堂が現存しています。煉瓦の外壁、半円アーチの窓などゴシックとロマネスクの混在するデザインが印象的です。

 

 

 修道女らは祈り、労働、聖なる読書を日課の3本柱に共同生活を送っています。祈りは3時半の起床から、19時45分の就寝までに一日7回行われます。

 

 生計を立てる収益事業として製造するマダレナケーキやクッキーは、修道院を訪れた際の土産物として人気です。

 

 立ち入ることができるのは前庭のほか、売店併設の資料室の見学が可能で、院内での生活や修道院の歴史などを紹介しています。2016年以降、定休日なしにオープンされています。

 

 トラピスチヌ修道院の前に市民の森があり、そこの売店のソフトクリームは有名ですので、食べてみるのもよろしいでしょう。

 森には、白樺の木もあり、北海道に来たという感動を得られます。

 

 

 

カシャリ映像でお楽しみください

https://youtu.be/wD6QxQFAx48

 

11 北海道
写 真
  札幌 支笏湖 定山渓温泉 洞爺湖 時計台 函館 函館ハリストス正教会 函館山 北海道神宮 北海道大学 北海道庁旧庁舎 藻岩山    
 
北海道
映 像

 

北海道札幌1  札幌 藻岩山 7分
札幌市内を一望でき、ロープウェイに乗って展望台へ。そこからの夜景はまた格別
北海道札幌2  北海道神宮 9分
北海道開拓を象徴する北海道神宮。円山公園に隣接し、三つの末社と共に北海道をささえる大神宮です。
北海道札幌3  北海道庁旧本庁舎 6分
北海道・札幌市を代表する「赤レンガ」は八角塔を有し、歴史的建造物ですので、いろいろな角度から眺めました。
北海道札幌4  北海道庁旧本庁舎前庭 5分
旧道庁舎「赤レンガ」だけでもすばらしのに、それを引き立てるだけではなく、主役にもなれる、四季を通じて楽しめる日本庭園
北海道大学1  北大構内を散策 7分
日本を代表する大学のひとつだけあって歴史や重みを感じられました。観光の視点から、北大を紹介します。
北海道大学2  豊かな水の北大構内 7分
庭園のような中央ローン、そこを流れるサクシュコトニ川、クラーク像などの見どころ
北海道大学3  北大ポプラ並木 7分
観光客にとって北大というと、花木園にあるポプラ並木ですが、大野池周辺も見逃せません。

 

 

 

カシャリ! ひとり旅

 


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