◆◆【時代の読み方】 一帯一路構想の陰でアフリカ進出を着実に進めようとしている
時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。
【 注 】
経営士ブログは、日本経営士協会の公式見解としてではなく、会員による各執筆者の責任において、当協会が代行して発信しています。
■ 時代の読み方 一帯一路構想の陰でアフリカ進出を着実に進めようとしている
3年前に打ち上げた「一帯一路」の構想は、当初は大風呂敷として見られていましたが、このほどのAIIBや”中国国営ファンド”の数兆円に上る支援の発表により多少なりとも実現味を帯びて見えるようになりました。
表向きは立派な構想であっても、その裏では何を考えているのでしょうか。
アメリカに代わり、世界覇権を握り、世界のリーダーとして自分の思うように牛耳ろうというのがホンネのところではないのかとみる専門家が多いです。
物理的距離があるからか、真実から目をそらしているのか、ヨーロッパは、AIIBなどを通じて経済的な恩恵を得ることに目が行ってしまっています。
中国の下心と専門家が言っている野心から目をそらしているヨーロッパ諸国のやり方が気になります。
「最後の巨大市場」と言われるアフリカ大陸ですが、かつては英仏が積極的に進出していました。
しかし、今や中国が着々とその地盤を固めていると専門家が言っています。
年間1000億ドルもの輸出で、アフリカ市場を席巻するかの勢いです。
投資も積極的で3年間で600億ドルの支援を約束しています。
しかし、その投資は、現地の人達のメリットというよりは、中国から100万人を超える労働者を派遣し、国営ゾンビ企業の受け皿としています。
借款でアフリカ某国にに立派な港を作りました。
港への寄港船から一回の寄港で3万ドルが収入として上がるという前提で収支予測を出して、ごまかしの見積ともいえる案を提示して開始した支援です。
ところが、寄港する船が見込みの百分の一にも満たないと言われるほど、ほとんどなおそうです。
その結果不採算となっています。
初めから、それが予測できているの、進めた結果、当然のことながら返済不能状態です。
利息分の支払を延期するという条件と引き換えに、99年間その港の使用権を中国に要求してきました。
香港99年割譲の経験を、そこに活かしているのでしょうか。<笑い>
軍船が寄港できるようにするための下準備と見られています。
もし、これらが事実とした、やりたい放題のこの現状を、ヨーロッパ先進国よ、各国よ、直視してください。
今ならまだ遅すぎません。
東シナ海の二の足を踏んではなりません。
【 注 】
「二の舞を踏む」はしばしば耳にする誤りです。
「二の舞を演ずる」という表現と「二の足を踏む」という表現がごっちゃになってしまったのですね。
因みに「二の足」というのは、二歩目のことを指し、一歩目は何とか踏み出せても、なかなか二歩目は踏み出せないという意味です。(ドアノブ)
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