■■【今日の写真】 京都・六波羅蜜寺 博物館 木像
本尊の十一面観音立像は平安時代に彫られた国宝です。
◆ 薬師如来座像と四天王
薬師如来座像は重文で、平安時代の明るさの窺える木像です。寄せ木造りの技術がまだ十分ではない時期でありながら、稚拙さを感じさせない仏像です。
■■【今日の写真】 京都・六波羅蜜寺 博物館 木像
■■【経営情報・セミナー案内】 発想のための問題解決技法
経営コンサルタント歴35年の経験から、
◇ 経営者・管理職の皆様
◇ 経営コンサルタントを目指す人
◇ プロの経営コンサルタント
の皆様に、時宜に即した情報を毎日お届けしています。
【今日のブログ】 ←クリック
本日お届けした、その他の記事が掲載されています。
◆「中小サービス業等海外現地人材研修支援事業」の公募を行っています
一般財団法人海外産業人材育成協会では、日本的サービスマインド(おもてなしの精神など)を持った現地人材を育成することを通じて、我が国中小サービス産業の海外展開を支援する事業の公募を行うとともに、協会主催にて本事業の紹介並びにパネルディスカッションを行います。
<事業の内容>
1.受入研修(研修生を日本に受け入れて行う研修)
2.専門家派遣(専門家を現地に派遣して行う指導)
3.海外研修(現地での研修セミナー等の実施)
[事業期間]平成25年4月1日(月)~平成26年2月15日(土)
http://www.hidajapan.or.jp/jp/smehosei/index.html
<事業紹介並びにパネルディスカッション>
[日 時] 6月12日(水)14:00~17:00
[場 所] 神戸商工会議所 本部(神戸市中央区)
http://www.hidajapan.or.jp/jp/smehosei/files/13symposium_0612.doc
◆海外展開のお悩み「ワンストップ」で解決!
中小機構では、中小企業海外展開ワンストップ相談窓口を設置しています。
ナビダイヤル番号(全国共通) 0570-073-600
受付時間 9:00~17:45(祝日、休日を除く平日のみ)
http://www.smrj.go.jp/keiei/kokusai/063793.html
◆平成25年度「製品安全対策優良企業表彰」応募企業の募集を開始しました
経済産業省では、製品安全に積極的に取り組んでいる製造事業者、輸入事業者、小売販売事業者を、企業単位で公募・審査し、優良企業を表彰しています。「製品安全の確保のために取り組んでいること」、「過去の事故・トラブルの経験を糧にした改善活動」など、貴社の製品安全対策と、その取り組みを紹介下さい。
【応募期間】5月22日(水)~7月22日(月)
http://www.ps-award.jp/
出典: e-中小企業ネットマガジン
■東京:知修塾 ―――■
問題解決手法
IV 発想のための問題解決技法
経営士補 戸板 武志 氏
経営士 酒井 闊 氏
【コーディネーター】 経営士 酒井 闊 氏
http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/2091.htm?s
■概 要
知修塾では、コンサルタントとして要求される能力の中でも、主に知識の修得と表現力を養うことを目的としています。
知識の修得面では、当日のテーマについて、講演テーマと講演テーマ以外のテーマに関し、意見交換を行い、知識を広めていきます。
統一教材「問題解決手法の知識」を中心に、「問題解決の思考方法、解決技法」をテーマとして採り上げ、問題解決のための「コンサルティング技術」を習得します。講演のテーマは、自分の得意分野や苦手の分野あるいは注力したい分野のテーマ作りを行い、調査・整理して、参加する方々を前にしてプレゼンテーション(報告)を行います。
参加者は、そのプレゼンテーションの方法・内容に関して議論・討論を通して知識と表現力・実戦力を修得をしてゆきます。
また、アドバイザー、コーディネーター、をはじめ参加者全員で、当日のテーマの範囲で、講演テーマ以外のテーマについても意見を交わし、知識を広げ、コミュニュケーション力を修得します。
■日 時:平成25年6月13日(木) 19:00~20:45
■会 場:白王ビル2F 大ホール
東京都文京区後楽2-3-10 白王ビル2F
http://www.jmca.or.jp/pdf/JMCA_Map.pdf
■受講料:塾員以外の方でも下記受講料で受講できます
ビジター 2,000円/回
会員 1,000円/回
塾員 無料
■対 象:経営コンサルタントに関心ある人
経営知識を吸収したい人
人前で話をする技術を習得したい人
プレゼンテーション技術を習得したい人
■問合せ:日本経営士協会 事務局
>> http://www.jmca.or.jp/toiawase/
●詳細情報
>> http://info.jmca.or.jp/seminar/301/detail/chi20130613.htm
■東京:中小企業経営革新塾 ―――■
財務指標を理解して経営体質を強化!!!
~ 社長!決算書を金融機関に説明できますか! ~
【講師】 経営士・税理士 谷澤 佳彦 氏(日本経営士協会 理事)
http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/1065.htm?s
■概 要
決算書は、社長の経営の成果を表した通知簿・勲章です。この通知簿を読めない
・説明できない社長がいます。
あなたの会社では、税理士に伝票の束を渡し数値を纏めて貰うだけで、経理財務
が完了と思っておりませんか。もしそうであれば、経営者としては失格です。
決算書を読んで、説明できて、将来展望を描ければ、前向きに経営に取り組むこ
とができます。また社長の士気が向上すれば、従業員の士気も向上します。
このゼミナールでは、決算書の概要・財務指標の評価方法についてご紹介すると
ともに、金融機関との融資交渉のための経営指標や交渉術などについて、事例を
交えて分り易く、お話しいたします。
■日 時:平成25年6月19日(水) 18:30~20:45
■会 場:大田区産業プラザPIO 6階 E会議室
>> http://www.pio-ota.jp/plaza/map.html
■参加費:3,000円(当日徴収させていただきます)
■問合せ:俵経営コンサルタント事務所
>> TEL:090-7244-6058 E-Mail:info@consultor.jp
●詳細情報・受講申込み
>> http://www.consultor.jp/infomations.html
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■■【日刊経営マガジン 独善解説】 なぜ成長戦略が注目されるか
経営コンサルタント歴35年の経験から、
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【今週の注目】ポイントを掴むと見えるものが異なってくる<o:p></o:p>
漠然とものを見るのではなく、今何がポイントなのかを押さえてみると、それまで見えなかったものが「視える」ようになります。
今週の動きを、NHKニュース、日経サイト他を参照して、独断と偏見で項目を選んでみました。また、最新記事を時系列的に掲載している【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。
6月3日(月)
財務省:1~3月期の法人企業統計調査、4月税収実績、6月見込み財政資金対民間収支
民間:5月軽自動車販売台数・大手百貨店売上高速報
アメリカ:4月建設支出、5月新車販売台数・サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数
4日(火)
厚労省:4月毎月勤労統計速報
日銀:5月マネタリーベース、6月当座預金増減要因見込み
民間:経団連定時総会・米倉会長記者会見
アメリカ:4月貿易収支
オーストラリア:中銀理事会結果発表
5日(水)
政府:安倍首相成長戦略第3弾発表
民間:長谷川同友会代表幹事記者会見
アメリカ:第1四半期労働生産性指数改定値・米地区連銀経済報告(ベージュブック)、4月製造業受注、5月ISM非製造業景況感指数・オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポート
イギリス:中銀金融政策委員会
6日(木)
民間:5月輸入車販売台数・車名別新車販売・軽自動車販売、6月ESPフォーキャスト調査
アメリカ:5月小売り各社既存店売上高
EU:欧州中央銀行(ECB)理事会結果発表・ドラギ総裁記者会見
イギリス:中銀金融政策委員会結果発表
7日(金)
内閣府:4月景気動向指数速報値
財務省:5月上中旬貿易統計、5月末外貨準備高
民間:岡村日商会頭記者会見、5月携帯各社契約件数
アメリカ:4月消費者信用残高、5月雇用統計
季節の移ろいを見せる毎日ですが、毎日が変化の日です。今日は何なのかを起点に、経営の視点で物事を見て、徒然に自分の思いを記述した、エッセーとは異なる文章にまとめてみました | |
【総合インデックス】 | 日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます |
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【経営コンサルタントの独り言】
独断と偏見で、その日のニュースや話題などを、タイミング良く、できるだけ公平公正にお伝えしたいと思います。また、最後に私なりの私見も付けることがあります。読者の皆様からは「わかりやすい」をお褒めの言葉をいただいています。最新記事を時系列的に掲載しているまとめて【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。
◆ 民間活力でアベノミクスはうまくいくか? 2013/06/09
安倍総理大臣が、経済の成長戦略において「民間の活力を引き出す」「10年後に一人当たりの国民総所得を150万円以上増やす」ことを表明しました。
私たちは、この安倍政権の民間の活力を高めるという成長戦略に期待を持っていいのでしょうか。
NHKの今井純子解説委員の番組で探ってゆきます。
◇1 なぜ成長戦略が注目されるか
昨今、日本経済が置かれている状況から見てみましょう。
安倍政権は、「第一の矢」と「第二の矢」を矢継ぎ早に打ち出しました。
第一の矢は「大胆な金融緩和」であり、第二の矢は「機動的な財政出動」です。
株高と円安の追い風を受けて、輸出や消費が増え、2013年1月から3月までのGDPの伸び率は、年率に換算してプラス3.5%と、高い伸びを示しました。
しかし、同期間における企業の設備投資は、2012年と比べて減少が続いています。サラリーマンの給与も、多くなるどころか、0.6%下回っています。
すなわち景気回復の恩恵を受けているのは、一部の大企業や資産家だけです。日本経済全体が力強く回復していると言える状況にはなっていないのです。
期待だけが先行して株高、円安になっていて、国民に広く恩恵が行きわたっている訳ではないのです。そのために、国民がアベノミクス効果を実感できていないため、財布の紐は期待ほどには緩んでいません。
【今後の連載予定】
◇第2回 成長どころか乱高下
◇第3回 成長戦略の中身
◇第4回 戦略市場創造
◇第5回 国際展開
◇第6回 安倍政権の成長戦略の評価
◇第7回 安倍政権成長戦略の問題点と実効性
◇第8回 安倍政権成長戦略の「家計への還元」問題とまとめ
◆ 宇宙にゴミが一杯 2013/06/08
人工衛星が打ち上げられますと、以前ほどではないものの華々しい報道が行われ、国民も喜んでニュースを見たりしています。一方で、宇宙に打ち上げられて、寿命を迎えた衛星やロケットの残骸が、宇宙空間で「宇宙ゴミ」になってしまう問題が深刻化しています。
NHKの室山哲也 解説委員が、その深刻さについて解説していました。その要旨を簡単にまとめましたのでご紹介します。
気象衛星や通信衛星など生活に役立っているが、任務終了後は丸ごと漂流したり、残った燃料が爆発して部品がばらばらになり、宇宙ゴミになってしまう。
いずれ落ちては来るが、長く宇宙にとどまるものも多く、最近は、稼働中の衛星に衝突する事故が起き、問題が深刻化している。
宇宙ゴミは、米ソの宇宙開発競争につれて増加を続け、最近では中国の衛星衝突実験などで急増。
これが衛星や国際宇宙ステーションに深刻な影響を及ぼす。直径3センチのアルミを秒速1.7キロで小型衛星の模型にぶつけた実験を行うと、一瞬で炎を上げ破壊された。
実際、宇宙での衝突事故はどのくらい起きているのか?
国際宇宙ステーションは、宇宙ゴミが接近したため、危険から免れようと回避したのが15回。
宇宙ゴミには色々な大きさがあるが、10センチ以上のものは、米国監視システムなどで監視でき、軌道を予測して事前に回避することができる。また1センチ以下のものについては、宇宙ステーションなどの機体は、補強して穴があかないような対策が施されている。
私は、この番組を見ていて怖くなりました。宇宙を利用している国が共同して、宇宙清掃衛星を開発する必要があるように思えます。
◆ 日本が進むべき方向 2013/06/07
大胆な金融政策を中心に日本の経済再生を図る「アベノミクス」の成果で、安倍総理の人気も高いです。
しかし、アジアなどの新興国では、こうした日本の金融政策による円安が通貨高を招き、輸出が伸び悩むなどの影響が出始め、円安への警戒感は強まってきています。
NHKの番組で、TICAD(アフリカ開発会議)に出席するために来日したアメリカのコロンビア大学のジェフリー・サックス教授とビズプラスサンデーの飯田香織キャスターのインタビュー番組を見た人も多いと思います。
持続的で安定した成長のために日本や世界各国はどのような経済政策を行うべきなのか、そのポイントを整理しました。
【バックナンバー】
◇1 黒田日銀総裁の金融政策の評価 2013/06/03
◇2 世界的な大規模金融緩和策 2013/06/04
◇3 “通貨安競争”は健全策か? 2013/06/05
◇4 政府や中央銀行が市場規制することができるか? 2013/06/06
◇5 日本は今後どうあるべきか 2013/06/07
サックス教授のお話から、それでは日本はどうすべきかを考えてみましょう。
彼は、日米においては経済政策があまりに短視眼的だと言っています。とくに日本においては、首相がころころと、政権変更がおきました。
アメリカでも政治のサイクルは長いとは言えません。連邦議会の選挙は2年おき、大統領選挙は4年おきにあり、深い構造問題を解決するには時間が足りません。
このような状況では、中長期的なビジョンでの政策が実現しにくくなります。
1.中国を世界経済にどう組み込んだら良いのでしょうか。
2.将来を担う子どもたちの「21世紀型の教育」をどうしたらよいのでしょうか。
3.気候変動の問題や原発の問題など、解決しなければいけない各種の問題にどのように取り組んだら良いのでしょうか。
これはほんの一例ですが、彼は、日本政府につぎのような点をアドバイスとして指摘しています。
1.人間にとってよりよい経済にするために、今後の根幹の問題は、人々の生活をどう向上させたら良いのでしょうか。
2.環境問題やエネルギー問題など、長期的な問題への取り組みます。重要なのは、短期的な問題に取り組みながら、長期的な問題に取り組むことです。
3.真の成長は、アジアやアフリカなどの新興諸国にありますが、こうした新興諸国の発展に日本はどのように寄与したら良いのでしょうか。持てる日本の能力を十分に発揮すべきです。
このような中で、TICAD(アフリカ開発会議)は、タイミング良く開催されましたと、
サックス教授はコメントしています。
昨年実施した中国の二番煎じのように私には思えますが、ウインウインの関係を構築する機会になれば良いと考えます。 <完>
◆ 日本が進むべき方向 2013/06/06
大胆な金融政策を中心に日本の経済再生を図る「アベノミクス」の成果で、安倍総理の人気も高いです。
しかし、アジアなどの新興国では、こうした日本の金融政策による円安が通貨高を招き、輸出が伸び悩むなどの影響が出始め、円安への警戒感は強まってきています。
NHKの番組で、TICAD(アフリカ開発会議)に出席するために来日したアメリカのコロンビア大学のジェフリー・サックス教授とビズプラスサンデーの飯田香織キャスターのインタビュー番組を見た人も多いと思います。
持続的で安定した成長のために日本や世界各国はどのような経済政策を行うべきなのか、そのポイントを整理しました。
【バックナンバー】
◇1 黒田日銀総裁の金融政策の評価 2013/06/03
◇2 世界的な大規模金融緩和策 2013/06/04
◇3 “通貨安競争”は健全策か? 2013/06/05
◇4 政府や中央銀行が市場規制することができるか? 2013/06/06
政府や中央銀行が、市場を規制することができるかどうか、サックス教授の意見です。
政府や中央銀行が規制するべきなのは金融機関です。
日銀がさらに今の金融緩和を推し進めるのであれば、金融緩和によって生じた、有り余りすぎる資金を使って金融機関がギャンブルのようなリスクをとる投資を行う危険があります。そこで金融市場がギャンブル化しないように細心の注意を払う必要があります。
アメリカで行われた金融分野の規制緩和は、犯罪にすらつながり、あきらかに間違えといえます。先般発生したようなウォール街での出来事が、東京でも起きないことを願っています。
【今後の掲載予定】
◇5 日本は今後どうあるべきか 2013/06/07
◆ 日本が進むべき方向 2013/06/05
大胆な金融政策を中心に日本の経済再生を図る「アベノミクス」の成果で、安倍総理の人気も高いです。
しかし、アジアなどの新興国では、こうした日本の金融政策による円安が通貨高を招き、輸出が伸び悩むなどの影響が出始め、円安への警戒感は強まってきています。
NHKの番組で、TICAD(アフリカ開発会議)に出席するために来日したアメリカのコロンビア大学のジェフリー・サックス教授とビズプラスサンデーの飯田香織キャスターのインタビュー番組を見た人も多いと思います。
持続的で安定した成長のために日本や世界各国はどのような経済政策を行うべきなのか、そのポイントを整理しました。
【バックナンバー】
◇1 黒田日銀総裁の金融政策の評価 2013/06/03
◇2 世界的な大規模金融緩和策 2013/06/04
◇3 “通貨安競争”は健全策か? 2013/06/05
韓国・タイなどの新興国は、日本をはじめとする先進国の金融緩和による、通貨高を背景に、最近、相次いで利下げに踏み切りました。こうした“通貨安競争”は、健全なことかどうか、サックス教授は次のように述べています。
先進国の金融緩和によって生まれた過剰な資金が、こうした国々に流れ込むのは当然のことです。
資金が流入した国の通貨は上昇します。その結果、その国の中央銀行は金融緩和によって対抗します。このため、世界的な金融緩和が起き、これは世界経済を刺激することになり、よいことです。
ただ、金融緩和によって通貨の過剰流動性が起きることは、さまざまなバブルを引き起こす可能性があります。
経済政策の運営の神髄ともいえるように、金融緩和にはある程度、慎重に進めるべきです。
つまり、一定程度までは健全ですけれども、その後は危険になるということです。
サックス教授は、境界線を見極めることの難しさを説いています。
【今後の掲載予定】
◇4 政府や中央銀行が市場規制することができるか? 2013/06/06
◇5 日本は今後どうあるべきか 2013/06/07
◆ 日本が進むべき方向 2013/06/04
大胆な金融政策を中心に日本の経済再生を図る「アベノミクス」の成果で、安倍総理の人気も高いです。
しかし、アジアなどの新興国では、こうした日本の金融政策による円安が通貨高を招き、輸出が伸び悩むなどの影響が出始め、円安への警戒感は強まってきています。
NHKの番組で、TICAD(アフリカ開発会議)に出席するために来日したアメリカのコロンビア大学のジェフリー・サックス教授とビズプラスサンデーの飯田香織キャスターのインタビュー番組を見た人も多いと思います。
持続的で安定した成長のために日本や世界各国はどのような経済政策を行うべきなのか、そのポイントを整理しました。
【バックナンバー】
◇1 黒田日銀総裁の金融政策の評価
◇2 世界的な大規模金融緩和策 2013/06/04
日米欧がこぞって大規模な金融緩和策をとっています。こうした金融政策は、世界経済にどんな影響を与えるか、サックス教授の意見です。
彼が強調したいのは、金融政策ですべての問題が解決できるわけではないということです。
金融政策でできることと言えば、日本の場合には1ドル=80円だった円相場を円安にすることです。個人的には110円が適正だ思っています。一層の円安は日本にとって望ましく、世界にとっても問題ありません。
金融政策は、構造問題を解決するわけではありません。
財政問題も、高齢化問題も、国際競争力の問題も、エネルギーの問題も、環境問題も解決しません。
アメリカでは、今、財政再建の議論が止まってしまっています。ヨーロッパでも、ユーロ圏の経済危機の結果、財政出動ができません。この結果、すべての経済政策の担当者は、すがるような視線を中央銀行に向けているのです。
【今後の掲載予定】
◇3 “通貨安競争”は健全策か? 2013/06/05
◇4 政府や中央銀行が市場規制することができるか? 2013/06/06
◇5 日本は今後どうあるべきか 2013/06/07
◆ 日本が進むべき方向 2013/06/03
大胆な金融政策を中心に日本の経済再生を図る「アベノミクス」の成果で、安倍総理の人気も高いです。
しかし、アジアなどの新興国では、こうした日本の金融政策による円安が通貨高を招き、輸出が伸び悩むなどの影響が出始め、円安への警戒感は強まってきています。
NHKの番組で、TICAD(アフリカ開発会議)に出席するために来日したアメリカのコロンビア大学のジェフリー・サックス教授とビズプラスサンデーの飯田香織キャスターのインタビュー番組を見た人も多いと思います。
持続的で安定した成長のために日本や世界各国はどのような経済政策を行うべきなのか、そのポイントを整理しました。
◇1 黒田日銀総裁の金融政策の評価
安倍総理と共に経済運営を担当している日銀の黒田総裁の金融緩和策を、サックス教授はどのように見ているのでしょうか。サックス教授の考えをまとめました。
デフレから脱却するために金融を大規模に緩和するというのは、正しい道だと思います。短期的には、円安をもたらし、日本経済を刺激します。
通貨の供給量を増やすことで、円を安くして輸出を増やし、企業の利益を増やすことで経済を成長させるのは、経済の基本です。本来であれば、とっくの昔からやるべきことでした。
このように黒田総裁のやっていることを高く評価しています。
【今後の掲載予定】
◇2 世界的な大規模金融緩和策 2013/06/04
◇3 “通貨安競争”は健全策か? 2013/06/05
◇4 政府や中央銀行が市場規制することができるか? 2013/06/06
◇5 日本は今後どうあるべきか 2013/06/07
◆ インドとの原子力協定 2013/06/02
安倍総理とインドのシン首相の会談が東京で行われ、日本の原子力関連技術のインドへの輸出を可能にする原子力協力協定の交渉を進めていくことで合意しました。NHKの広瀬公巳解説委員の解説要約をご紹介します。
NPT・核拡散防止条約の枠外にあるインドとの協力をどこまですすめてよいのか。日本の原発を海外に輸出することの是非は十分に議論されたのか。
このような課題の中、12億の人口が電気を必要とするインドと高い技術力で新興国への進出を図ろうとする日本の立場をどのように融合させるかが問題です。
共同声明は、交渉が停滞していた原子力協定について「早期妥結にむけて交渉を加速する」と宣言しました。
原子力協定は核関連の物質や技術の移動を可能にするめに政府間で結ばれるもので妥結にいたりますと大規模なインフラ輸出に大きな可能性を開くものとなります。
核保有国であるのにNPTに入っていないインドは、今、国際的な核管理体制の中で、「特別扱い」をされている状態です。
インドに対し条件付きながら核燃料や原子炉などを輸出できるとしたのがアメリカとの原子力協力協定でした。インドに独自に核を開発させるよりも国際的な核管理の輪の中に取り込むべきだとするのがアメリカの立場でした。
これを受けNPTの加盟国のグループであるNSG・原子力供給国グループがインドへの核物質・技術の移転を認めるグループとしての方針を決定。つまり、インドを例外扱いする今の体制はインドが核を軍事目的には転用しないといういわば「インドへの信頼」を前提としているのです。
1974年の最初の核実験ではカナダから提供されていた原子炉から回収した使用済み核燃料を再処理しプルトニウムを抽出。核開発は平和目的であるとしていたインド政府の方針が、政権交代にともなって、強いインドを強調するものとなりました。
そもそもNPTは一部の国の核保有を追認するだけの不平等条約だというのが今も変わらぬインドの立場でインドはCTBT・包括的核実験禁止条約にも入っていません。このため、日本が原子力協定の交渉を進めるにあたっては、核物質や技術を軍事目的には転用されない、民生利用に限定される体制を確実にすることが必要です。
インド南部の海岸地帯にあるマドラス原発ではインド洋大津波の際に原発の施設の一部が浸水するトラブルがありました。このようなリスクにタイする回避策が伴わぬ原発輸出は、禍根を残しかねません。
◆ 人の心は何処まで読める? 3/3 2013/06/01
NHKの室山哲也解説委員が、最新の研究を基に、相手の心をどこまで読めるのかということを解説していました。
私は永年経営コンサルタント業をしていますが、相手の気持ちを読めると仕事がスムーズに行くことが多いことを痛感しています。
相手の心を科学の力で読む研究は、読心術とは違うアプローチと思い、興味を持ちました。
第1回は「どのように人の心を読むのか?」、第2回は「人の心を読める精度」がテーマでした。いよいよ最終回です。
◇3 人の心を読む応用事例
人の心を科学的に読む技術の応用事例をいくつか紹介しましたが、脳科学の分野ですでに実験的に利用している応用事例を紹介しましょう。
脳を直接解析して、心を解析する技術です。特に、寝ている間に見る夢を画像化することに成功し、これを応用しようというのです。
人間が夢を見ている時の脳血流変化をfMRIという最新機械で測定し、夢の内容をあてるシステムが開発されました。
被験者が起きている時に、たくさんの写真を見せておきます。脳血流変化のパターンデータをコンピュータにインプットします。
被験者は脳波計をつけ、眠ります。脳血流変化のデータをとります。
その後、同じ被験者が睡眠をとり、夢を見ている時の脳血流パターンを解析して、どのような種類の写真を見ている時のパターンに近いかをしらべて、その写真をモニターに映し出せば、大まかな夢の内容が分かるという仕組みです。
コンピュータには、たくさんのデータが入力された後で、写真と脳血流の関係の法則性がすでに構築されています。
被験者は、夢を見た直後に起こされ、データからつくられた画像と実際の夢を照合して、夢の内容が正しいかどうかを確認します。
現状では、夢に出てくる物の、詳しい形や色までは、まだわからないが「男の人の顔」「女の人の顔」「車」「建物」など、カテゴリーレベルでは夢をあてることができるところまで来ています。
今後、研究が進められれば、夢をオリジナルに画像化できる可能性もあります。開発が進めば、神経内科や精神科での治療やカウンセリングにも応用できることが期待されています。
また、人間心理、夢の研究などの道具にもなっていくかもしれません。
しかし、個人的な精神世界の研究ですからプライバシーの問題に触れます。きちんとしたルールを作り、倫理的問題をクリアしながら、健全な活用ができるようにしてほしいものです。
◆ 人の心は何処まで読める? 2/3 2013/05/31
NHKの室山哲也解説委員が、最新の研究を基に、相手の心をどこまで読めるのかということを解説していました。
私は永年経営コンサルタント業をしていますが、相手の気持ちを読めると仕事がスムーズに行くことが多いことを痛感しています。
相手の心を科学の力で読む研究は、読心術とは違うアプローチと思い、興味を持ちました。
第1回は「どのように人の心を読むのか?」がテーマでした。
◇2 人の心を読める精度
それでは、科学的に人の心を読むという場合に、どの程度の精度があるのでしょうか?
人の瞳孔の大きさは意識的に私たちは変えることはできないのだそうです。そのために瞳孔の大きさを利用しますと、かなりの精度で読むことが可能だと言います。
すでに国内のメーカーの研究所や、心理学を研究する大学で20か所ほどが、このシステムを導入しています。
この技術をどのような分野に応用できるのか、興味が湧いてきます。
その一つが、商品やCMコンテンツの評価です。これらを消費者に見せて、その心理を調べることにより、そのデザインや表現をよりよいモノにすることが可能となります。
さらに進みますと、例えば家事ロボットに組み込んで、掃除をしながら家族の心理を理解するロボットが開発されるかもしれません。
車に導入してドライバーの心理状態を把握すれば、事故防止に利用できます。
自販機の前に立ちますと、その人の心理や気分に応じた飲み物を推薦してくれる、お助け機能付き自動販売機が街角に立っているかもしれません。
そこまで行くと「大きなお世話」お節介の度が過ぎると感ずる人もいるかもしれませんね。
【今後の掲載予定】
第3回 人の心を読む応用事例
◆ 人の心は何処まで読める? 1/3 2013/05/30
NHKの室山哲也解説委員が、最新の研究を基に、相手の心をどこまで読めるのかということを解説していました。
私は永年経営コンサルタント業をしていますが、相手の気持ちを読めると仕事がスムーズに行くことが多いことを痛感しています。
相手の心を科学の力で読む研究は、読心術とは違うアプローチと思い、興味を持ちました。
◇1 どのように人の心を読むのか?
科学の力で相手の心を読むには、眼の動きや声など、体の動きを科学的に観察し、そこから心の状態を読み取り、医療や心の研究に生かそうという技術を用います。
私たちの心というは、体と密接な関連があることに着目しているのです。心拍、血圧、精神発汗、声の震えなどの形で心の状態が体に表れることを利用します。眼の動き、特に瞳孔の大きさから心を読む研究が進んでいます。
モニターに色々な画像を出し、その時の表情(目、口元、眉毛などの角度)、視線、瞳孔の大きさで、対象に対する人間の心の状態を把握する仕組みです。
モニターには、視線の方向と、注目度が丸の大きさで示されます。そのデータと表情解析のデータをリンクさせると「どのような気持ちで、どこに、どの程度注目しているか」を知ることができるのです。
【今後の掲載予定】
第2回 人の心を読める精度
第3回 人の心を読む応用事例
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■■ドラえもんとドナルドダック 【今日は何の日】6月9日
■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 6月8日 経営コンサルタントのためのセミナーサイト
【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。
【
注 】
ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。 【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック
6月8日 経営コンサルタントのためのセミナーサイト
入会関連資料の一つとして「新入会のしおり」という小冊子があった。その中に、セミナー案内のサイトページのURLが記されていた。
そこを開くと、日本経営士協会が主催する講習会・研修会・講演会の開催予定が並んでいる。
日本全国各地で開催されている。経理財務関連もあるし、ウェッブマーケティング、経営法務等々、日本経営士協会会員の先生だけではなく、外部講師を招くモノも含まれている。
秋元が、日本経営士協会は、アメリカの大学のように入会はそれなりの努力で何とかなるが、昇格は結構大変であると言っていたが、これを見ると彼のいう大変さを感じ取れた。
とりあえず、来週開催される知修塾の申込を済ませた。 6月7日 入会手続
昼食を過ぎてから、合格通知に含まれていた送金手続用の書類に基づき、送金手続をした。
入会金四万円、年会費二万四千円、併せて六万円以上になる。アシスタントコンサルタントの資格が取れ、自分の仕事にも役立つのであれば、高い買い物ではない。ボーナス前の今の時期には財布に厳しいが、妻も気持ちよく納得してくれた。
送金手続き後、俺もいよいよ経営コンサルタントか~
大きな声を出したい心境だった。 6月6日 会員専用サイト
一昨日届いた合格通知の中に、会員専用サイトのIDとパスワードが記されている書類があった。会員専用のサイトがあるとは思っても見なかったが、会員サービスに力が入れられていることがわかる。早速、そのサイトを開こうとその書類を片手にパソコンに向かった。
会員専用サイトは、専用のURLから開くことができるし、日本経営士協会のサイトのトップページからも会員専用サイトに入ることができる。会員専用サイトにログオンするIDとパスワードを書類に基づいて入力した。
トップページが開くと、左側にメニューがある。会員に必要な情報や資料をこのサイトから入手できる。
経営コンサルティング費用の決め方、契約書の書き方等々、経営コンサルティングを始めたばかりの者にはありがたい情報が満載されている。 6月5日 経営士補資格は本当に価値があるのか?
昨夜の秋元からの電話の時に約束したので、夕方いつもの飲み屋で落ち合うことにした。5時を回るとまもなく会社を出たのだが、秋元はもう来ていた。
顔を合わせるなり、いきなり「良かったな!」と声を掛けてきた。実感がこもっていた。
「実は、まだ信じられないのだ」と私が言うと、それは自分もそうであると秋元も応えた。
下戸の私であるが、ビールは一口だけ飲むことにしている。甘みをわずかに感じるビールは、それ以上、飲みたいと思わない。飲めないと言うこともあるが、どうも好きになれない。
私は、経営士補という資格を取れたことに喜びを感じて入るが、何となく釈然としない気持ちが一方である。資格試験というと何年も一所懸命にやって、ようやく取得できると思っているのに、自分は大した勉強もしないで合格をしてしまっている。
その思いを秋元にぶつけてみた。
理系の秋元の説明は理路整然である。
何も勉強をしなかったと言うが、三日間の講習は大学受験寺大にも経験したことのない集中力とハードの時間であった。充実した三日間といっても過言ではない。
彼の説明の中で、最も納得のいったことは、日本経営士協会のコンセプトにある。
資格取得をするための準備に何年もかかっているうちに、その内容は時代の流れと共に陳腐化してしまう。協会は、経営コンサルティングに必要な知識や情報、リテラシーを身につけながら、経験を重ねて成長する、その場や機会を提供してくれるところである。
要は、一生勉強を続けながら、経営コンサルティングという業務をやって行けるようにしてくれるのが協会なのである。
多くの資格試験や検定試験が、資格試験に合格すれば、そこで取得した内容を維持することができる。確かに取得のための試験は難しいが、その時の知識はすぐに陳腐化してしまう。資格を持っているだけで、自己研鑽をしなければ、試験を受けたまま成長がストップしてしまうのである。
それに対して、日本経営士協会は、経営コンサルティングに必要な専門的な知識や情報を習得し、リフレッシュし、ブラッシュアップする機会を提供し続けてくれるのである。
経営士補の上は、経営士Cクラス、そのうえにはさらにBやAクラスもあり、実践経験を重ねないと、知識だけでは昇格できない。
アメリカの大学は、入試はそれほど難しくないが、進級や卒業が難しい。それに共通する部分がある。
秋元が、延々三十分以上もかけて説明をしてくれた。
何かすっきりすると共に、改めて自分が経営士補という資格を取れたことに誇りを覚えた。 6月4日 合格!! 良い妻を持てた!!
帰宅したら、分厚い郵便物が届いていた。また、ダイレクトメールだろうと思いながら、差出人を見ると日本経営士協会からである。急に胸がドキドキし始めた。人生の岐路とも言える判定であるので、合格と不合格では天と地の違いである。
分厚いので、いろいろな説明書類が送られてきたのだろう。
いや待て、不合格故に次の審査の案内が細かく記述されて可能性もある。
やっぱりダメだったのかもしれない、と悪い方に気が回ってしまう。
分厚い郵便物なので、しっかりと封がされている。そのためにすぐに開けられない。気持ちが焦るので、余計手がスムーズに動かないのである。
書類を出すと一番上がカバリングレターでる。求める言葉が見つからずイライラすることが多いが、すぐに「合格」という目的の言葉を見つけることができた。経営コンサルタントの団体だけあって、文書の作り方もしっかりとしているなと変な関心をした。
妻に「受かったよ」と声を掛けると、何のことなのかわからないらしくキョトンとしていた。「ほら、経営コンサルティングの審査結果だよ」と言うと、「そう、良かったわね」と喜びの言葉がすぐに戻って来た。
多くの夫婦が、このような時に意外とあっさりとした反応で、喜びが半減すると言うが、私の妻は違う。良い妻を持てたことにも感謝することができた。
秋元が、電話をよこした。彼も合格だそうだ。 6月3日 商号と未払い費用
月曜日定例の朝ミーティングや雑用を終えたところに、秘書業務をしてくれている女子社員がお茶を持ってきてくれた。ポッチャリしたかわいさを持つ彼女も、アラサーになり、少しずつ今期のことが気になる時期に来ていると思った。
こんな素晴らしい女性を、世の中の男共は放置しているのはもったいない、とお茶をすすりながら彼女の横顔を眺めた。視線を感じたのか、私の方に視線を投げかけてきたので、慌ててしまった。
にこりと笑顔を返してくれる彼女の思いやりに心の中で感謝をした。
昨日の先輩からのメールを、目の前のパソコン画面に表示させながら、先日相談に来られた文具店の店主に電話をした。呼び出し音が二度鳴ったときに、元気よく彼の声が帰ってきた。それが何となく好感を持てた。いつの間にか、経営コンサルタントの思考になっているような気がした。
先輩からのメールを見ながら、先日の相談内容について法律的な解説を始めた。
知人から文具店を購入した場合に、商号を変更した場合、たとえ同じ業種であっても、同じ場所であっても、もし、前経営者が未払い費用について、彼に説明をしていなければ前経営者の未払い費用を、新店主は支払う必要はない。
ただし、今回の場合には、前経営者の商号をそのまま使っているので、未払い費用が発生している工務店は、経営者が変わったことを知ることが必ずしもできないし、お店がそのまま存続しているとみなされててもやむを得ないので、相談者である新店主は、前経営者の未払い費用の支払い義務がある。
このように説明をした。
彼は、深くため息をついた。
前経営者の未払い費用、百二十万円を支払わなければならないのであるから、当然のことである。
しかし、法律は、弱者を完全に見限っている訳ではない。
この文具店主は、工務店に支払義務はあるが、前経営者にその金額を請求することができることを伝えた。電話の向こうに、相談者のホッとした顔を見た。
なるほど、経営コンサルタントというのは、相手の喜びを自分の喜びにできる、やりがいのある職業なのだと、私も嬉しくなった。 6月2日 法律の理不尽
一週間が早い。もう日曜日である。
午後は、子供にねだられて、近所の公園でお茶を濁した。
しかし、先日訪問してきた文具店主からの宿題が気になる。どのように解決したら良いのだろうか。
そんな時、昨夕、法務部の先輩にメールを入れておいたので、出張中にもかかわらず、出先から返事のメールに気がついた。
その返事を読みながら、何となく法律が、弱者の味方ではないように感じた。
文具店を買い取った前に発生している未払い費用を、新たに購入した文具店主である、私に相談に来た人が、その未払い代金を支払わなければならないというのである。こんな理不尽なことを法律が定めているとは、法律は、困った人を助けるためにあるのではないのだろうかと憤慨した。
しかし、先輩からのメールを読んでいるうちに、やはり法律は、救いの手もさしのべてくれているのだと解った。
明日、例の文具店主に電話で、このことを伝えることができると、ホッとした。 6月1日 法律と経営コンサルタント
昨晩、譲り受けたお店の前経営者時代に起こした未払い費用の支払義務についていろいろと調べたが、法律の専門家でない私には手が終えないように思えた。
いつもの土曜日のように、早朝散歩とクラシック音楽の鑑賞をした。何もしない訳には行かないと思い、ちょっと古いが六法全書を引っ張り出して、いろいろと調べてみた。解ったことは、法律というのは、似たようなことがあちらこちらにあって、どれに該当するのか、判断に迷うことである。
今ひとつ、発見があった。中小企業を相手にする経営コンサルタントというのは、自分の専門外についての質問を受けることが多々ありそうであるということである。
「経営コンサルタントへの“秘密”の道」に書かれていた「自分のドメイン」ということは、自分の専門外の質問や課題に直面したときに「専門外ですので」と断るのではなく、その道の専門家が仲間にいるので、その人に相談してみるという答えを出せという教えであることにも気づいた。 ■■「経営コンサルタントへの道」 ←クリック
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