三角関数の一つの学び方を思いついた。
これは円の中心から引いた円周上の一点に引いた円の半径の射影でcos 関数とかsin 関数を導入することからはじめる、学び方である。
普通の三角関数の書でもこのことについて書いてあるので、これは私の発明ではないが、いわゆる直角三角形の三角比だとかの三角形のいろいろな性質から始める三角関数の学び方とは始まりは違うようにしたい。
そのとき、cosのグラフだとかsinのグラフの対称性も重要となってくる。cos関数の方はy軸対称の偶関数だから面倒ではないが、sin関数の方は奇関数で原点対称だが、そのことはあまり有用ではないというか、わかり難いというのが私の考えである。
それよりもsin関数をy軸に関して鏡映したグラフsin (-x)とsin関数のx軸に関して鏡映したグラフ-sin xとが同一だということの認識をどう示すか。つまりsin (-x)=-sin xをどう示すかを考えたほうがよいかのではないかと思っている。
歴史的に三関数は三角比からでてきたから、直角三角形と関連して、三角比だとかの話もどこかでしなくてはいけないが、はじまりはこういう風に始めたい。そのほか三角関数の数値をどうやって求めるかだとか、いまではよく知られている数値計算の知識も補いたい。
これは三角関数の還元公式についてのテーマを考えていて、思い至ったことである。なんでも深く学び、考えることが重要である。
(2025.4.16修正)どなたかがこのブログを読んでくれたので、私も再度読んで表現が適切でなかったところ等を修正した。しかし、ひょっとするともう昔のブログを書いた初心を忘れているので、間違った修正をしているかもしれない。その節は平にご容赦のほどをお願いしたい。