Lou Gehrigはニューヨーク・ヤンキースで活躍した大打者である。ベーブルースとともにニューヨーク・ヤンキースの黄金時代を築いた。ところが彼が病に冒されて亡くなった。それが筋萎縮症であった。だから、この病気をルーゲック病ともいう。
ところで、このルーの名前の綴りを見ると、ルーゲーリッグと読みたくなる。だが、どうも私の覚えている限りではクであって、グではない。それでちょっとインターネットで検索をして見たら、やはりグではなく、クであった。
それで思い出したのだが、ドイツ語ではb,d,gが語末にあると、これはカタカナで書いたときにブ、ド、グとは発音しないで、プ、ト、クと発音するという規則である。
直ぐに思いつく言葉として半分を意味するhalbはカタカナで表すとハルプであって、ハルブではない。dですぐに思いつくのはDeutschlandでこれはやはりカタカナで表すとドイチュランドではなく、ドイチュラントである。またgで思い出すのはguten Tag(今日は)はグーテンターグではなく、グーテンタークである。
こういう規則は知っていてもなかなか実際発音するときにはなかなか直らない。特にドイツを意味するDeutschlandはどうしてもドイチュランドと語末が濁ってしまいがちになる。これは私もその昔ドイツ語の先生に発音を直された記憶がある。
halbはハルブとは大抵発音をしたりはしないが、これはhalbという文字よりはその音を覚えているからである。halb vierというとこれはドイツ語独特の時間の表現で3時半を表す。いつだっかたもhalb zweiを2時半と間違ったら、ドイツ人の日本語のわかる人に「1時半ですよ」と訂正された。
この時刻の表し方は発音の方では間違わないのだが、言葉にvierとかzweiの方に引きづられて間違いを起こす例である。いつもhalb vierなら、4時に向って30分、すなわち3時30分と言われるのだが、なかなか間違いが直らない。
ところで、ルー・ゲーリックはドイツ系のアメリカ人だったのだろうか。
そうですね。菓子と和菓子はいい例ですね。
ちょっとちがうかもしれないですが、三階は私は「さんがい」と発音していましたが、いつか他の人は「さんかい」と発音していることに気がつきました。
中国語では有声音と無声音の区別がはっきりしていると習ったような気がします。もっともうろ覚えですので、まったく間違っているかもしれません。
d-tも私たちに本人にはトウとしか聞こえないのにどちらが有声音でどちらかが無声音だというのです。
紙を口の前において発音すると片一方では紙が揺れるのに、もう一方ではまったく揺れないというのをテレビの中国語講座で見たことがあります。