した。高瀬正仁『数学史のすすめ』(日本評論社)を購入した。高瀬さんと物理学科出身の山本義隆さんとはちょっとスケールが大きくて私たち凡人がおよびもつかないところがある。二人とも古い文献を読むためにラテン語を修得したという努力もしている。
山本さんのことは今回は触れないが、今日、たまたま E 大学の生協書籍部に行く機会があったので、以前に見かけていた『数学史のすすめ』を購入した。
2014年11月に『四元数の発見』(海鳴社)を上梓したときに、その印税で購入を希望していたのが、高瀬さんの『オイラーの無限解析』と『オイラーの解析幾何』』(海鳴社)であった。そしてそれは手に入れた。だが、岡潔の評伝は「星の章」はすでに読んだことがあったので、購入の対象とはしなかった。
高瀬さんが昨年九州大学を退職して書いたのが、この『数学史のすすめ』であろう。だから、彼の数学史を追求するようになったいきさつが詳しく述べられている。
私は高瀬さんほど根源的な追及心がないので、単に複素解析での解析接続だとか無限級数の収束条件だとか分岐点だとかそういう概念を納得できるように知りたいという、あまり夢のない現実的な動機をもっているだけである。
だが、高瀬さんはきわめてスケールが大きな動機をもっていることを感じる。ただ、それでも上にあげたような現実的な私の疑問が解ければと思っているのだが。
今後、時間をかけて高瀬さんの書いた、巻末にあげられた彼の著作になる、いくつかの数学史書を読む機会があればいいと考えている。
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