岩波新書の『エピジェネティクス』を読み始めたが、まだ3章の途中である。
就寝前の30分か1時間を使って読んでいるので、なかなか進まない。
もっとも第2章が読みづらかったが、第3章はそれほど読みづらくはない。それでこの後もそれほど読みづらくはないであろう。
どうして『エピジェネティクス』などという本に関心をもったかであるが、直接にはいつもコメントをこのブログに下さる飯尾医師の話からである。
間接的には遺伝子がどういう場合に変異を起こすかということと関係して関心をもっている。
もっとも遺伝はDNAの塩基の配列で基本的に決まるというから、遺伝子の変異にはエピジェネティクスは関係をしないのだが、そのもっていた遺伝子のもっている情報を読むか読まないかを決めるのがエピジェネティクスである。
本質的にはDNAに書き込まれている情報がすべて読みだされるわけではなく、読まれないものも多数ある。そこらあたりが知りたいことである。
ヒストンが8個くっついたものにDNAが巻き付いているが、そのヒストンの状態によってDNAのある情報が読まれなくなったりするという。
しかし、まだすべてを通読したわけではない。が、再読三読しないと十分に了解できないようである。
今週の日曜の朝日新聞にこの『エピジェネティクス』の書評が出ていた。いままで自分が読んでいる書の書評が載ったりするという経験をしたことがなかったが、あまりこの書評を読んでも書かれた字数の制約のせいかピンと来なかった。
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