余弦定理の導入のしかたについて、昨日の午後にベクトルの内積で余弦定理を導くことを時間をとって書いたのだが、武藤徹先生の中学校の数学のテクストを見たら、あまり予備知識がいらずに簡単に余弦第1定理が導かれていた。
本当に必要な余弦第2定理はこれから各三角形の内角の余弦 cosについてそれぞれ解けばよい。
それで私が昨日の午後を費やして書いた部分は必要がなくなった。やれやれ。
もっともベクトルの内積で余弦定理を導入することにしようと思う直前には武藤流のやりかたで余弦定理を導こうと考えていたのだが。
もっとも転んでもただで起きないようにしたいとは思っている。三角関数の定義から
余弦定理を経て、加法定理へ進むつもりであったが、その前に三角関数の還元公式について述べておく必要を感じている。
もっともこの還元公式についてはすでに2回「数学・物理通信」に書いているが、その続きを書くつもりだったが、中断をしている(注)。
もっともつづきは普通の意味では必要がないので、これは私の好みにしか過ぎないともいえる。
(注) 「数学・物理通信」はSさんとNさんと私が編集して3の倍数の月に発行しているメール配布のサーキュラー(一種の雑誌)で、そのバックナンバーは名古屋大学の谷村先生のサイトで見ることができる。
谷村さん、いつもありがとうございます。