私は音楽とか歴史とかにはまったく弱い。
もっとも理科系の学問に強いのかといわれるとそうでもないのでお前の「とりえ」はといわれるとつらい。
そのことはさておき、水曜日にホルンのコンサートを聞いた。これは市民コンサートの公演の一つであるが、その中に「ホルン歴史探訪」という時間があった。角笛からはじまったホルンの歴史を短時間で巡るという趣向である。
狩のときに獲物がいたという知らせに角笛が使われたというのが、楽器としてのホルンの始まりであるという。
また、ポストホルンとかポケットホルンだとかアルペンホルンとかの紹介と実物を見せて、かつそれを吹いてみせるという実演付きである。
音楽そのものはどうもホルンの音に慣れていないせいか、もう一つと思われたが、この紹介はおもしろかった。
それよりもホルンとフルートの合奏で「森の小鳥」というのがあり、これはホルンが森を象徴しており、フルートが小鳥を象徴しているという対照がよく、フルートがホルンによって生きていたのが、印象的であった。