物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

徳島科学史研究会の発表 

2009-08-21 14:50:22 | 学問

8月22日(土)午後に高松で徳島科学史研究会がある。その発表の準備をやっと終わった。といってもここ数ヶ月の間に夜に自宅で広重徹の武谷三段階論批判を読んで、それに対して私の考えたことを書きとめていたのをパワーポイントに入力しただけである。

今回は引用等で文章が長かったので、大事なところを色を変えて示した。これは昨日妻と話をしていて、示唆されたことであった。いつもならパワーポイントに書く言葉や文章はできるだけ短くするのだが、今回は引用が多いので、長くなると言ったら、それなら大事なところを色を変えたらといいと言われた。

いつも学生に卒論発表のときなどパワーポイントに書く言葉が多すぎるといって指導してきた。自分自身の発表でもできるだけ言葉は少なくして口頭での話で補うのが常であった。それからスライドの数は(講演時間(分))/2にする。これは少なくともスライドをよく見てもらうには2分はそのまま提示する必要があると何かで読んだからである。

ところが今回は広重の言い分をそのまま引用するので、どうしても長くなる。全体で20分の講演であり、その内訳は15分が講演で、あと5分が質疑である。そうすると、スライドは本来7~8枚しか許されない。だが、ある節だけに議論を限ったのだが、それでも21枚のスライドになった。

これではもちろん全部をカバーはできないなと考えていたのだが、重要なところを色を変えて示したので、ここを中心にして説明すれば、なんとか21枚のスライドでもカバーできそうである。しかし、それにしても21枚のスライドは発表としてはいいことではない。

発表の後で9月末でこれを論文にまとめねばならない。もっともこれは発表より簡単である。これは特に引用を短くする必要はないからである。昨年の発表も論文にまとめるつもりなので、今年の9月も忙しそうである。