火災保険をかけられないということで一万数千円の火災保険を来年度は解約することにした。生活が困窮してきて、あまりたくさん入っていたわけでもない学会を一つづつ辞めてきている。これらは年会費が一万円強かかっていたからである。それでも年間2万円足らずの火災保険をかける費用が出ないという。
火災保険はあまり確かに必要ではないが、地震災害の補償の費用も入っているので、どうかと思っているが、それでも費用が出ないといわれると仕方がない。年金生活に入って3年目だが、これでは生活ができない。もちろん、勤務していたときと同じようには生活をしてはいないが、それでもなかなか生活は厳しい。
これは私の生活がちょっと豪華な生活なためのように聞こえるが、事実はつつましやかなものである。私たち年金生活者がこんなことでは若い派遣労働者はもっと生活が切り詰められているだろう。
金利をいくら安くしても経済はあまり向上はしないだろう。円高を防止するためと称して日銀が金利を下げたが、これは本当によかったのだろうか。以前から金利の安い円の資金を調達して、アメリカに投資することから今回の金融危機が起こったとも聞く。そうだとすれば、単に金利を下げるだけではあまり有効にその効果が出るとは思われない。
小林慶一郎氏も朝日新聞で書いていたように、やはり必ずしも輸出関連ではないところに国の予算をつぎ込んでゆるやかな社会の維持を図るという方向に転換せざるをえないのではないか。ものをつくって、外国に売る。それで国の繁栄を支えるという考えからできるだけ早く脱却しなければならない。