神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

小沢の支流3

2017-08-23 06:38:50 | 善福寺川6

 「杉並の川と橋」(平成21年 杉並区立郷土博物館)の引用です。「(小沢川を)さらに下っていくと今の女子美大の坂と交差する。その低地にも小さい池があった。ここから先は和田北田圃の終わりになるが、西側の谷戸には、俗称『谷戸の池』があり、一日中太陽の光が当たらないので、冬は池に氷が張りスケート遊びも出来たと言われていいる。」 「杉並の通称地名」(平成4年 杉並区教育委員会)にも「谷戸 池があって冬は氷滑りをした。西に入込んだ浅い谷である」との記述があり、同様の個所を指しているようです。ただ、前者は和田1-38としているのに対し、1-36と南隣の住所を書いており、地形的にも谷戸からはズレています。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    1. 左折して都営住宅の敷地の縁を進みます。ここから先は南側が崖面になっていて、日差しはありません。

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    2. 左右に蛇行しながら段丘の際を西に向います。

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    3. 都営住宅の敷地を離れ、古い車止め付きの路地を進みます。

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    4. 右写真は左手段丘上からのショットです。対岸は女子美大なので、ここが女子美大の坂なのでしょう。

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    5. 和田中央公園前に差し掛かります。確かに一日中日陰のようですが、谷戸の池があったのはこのあたりでしょうか。